京都の紅葉狩りコース-相国寺、京都御苑、梨木神社編

京都市中心部で有名な観光名所は京都御苑です。

京都御苑には、様々な木々が植えられており、秋には、いたるところで真っ赤なモミジを観賞できます。

また、京都御苑の周囲にも紅葉の名所がいくつかあります。

その中でも相国寺と梨木神社(なしのきじんじゃ)が比較的近くて、同じ日に紅葉狩りをするのにおすすめです。

相国寺

まずは相国寺に向かいましょう。

相国寺は、京都駅から地下鉄に乗車し今出川駅で下車して東に5分ほど歩いた辺りに建っています。

相国寺は、三門跡や鐘楼近くの参道にカエデが植えられています。

相国寺

相国寺

三門跡は、松の木と一緒にカエデが植えられており、秋が深まると松の緑色の葉とオレンジ色に染まったモミジを一緒に見ることができます。

また、鐘楼付近のカエデは日当たりが良く、真っ赤なモミジを見せてくれます。

法堂(はっとう)近くから松の木越しに眺める紅葉は、禅寺の秋らしさを感じられます。

なお、相国寺は境内に入るだけなら無料です。

法堂、方丈、開山堂の特別拝観は、拝観料が800円で、2023年は9月26日から12月10日まで秋の特別拝観が実施されています。

京都御苑

相国寺の次は京都御苑へ。

相国寺の総門から南に3分ほど歩けば、京都御苑に到着します。

敷地が広大なので迷うことはないでしょう。

京都御苑には、カエデが多く植えられていますが、1ヶ所に密集するようには植えられていません。

でも、敷地全体で万遍なくモミジを見られるので、どこを歩いていても紅葉を楽しめます。

京都御苑

京都御苑

背の高い建物がないので、青空の下で爽やかに紅葉を観賞できるのが、京都御苑の特徴ですね。

なお、京都御苑内の京都御所が2016年7月から月曜日以外の日に無料で拝観できるようになりました。

京都御苑に紅葉狩りに出かけた時は、京都御所も拝観しておきましょう。

他にも、京都仙洞御所、京都迎賓館も拝観できます。

ただし、どちらも、当日申込の参観人数に限りがあるので、以下のページで事前申込をしておいた方が良いでしょう。

京都仙洞御所の拝観は無料、京都迎賓館の参観料金は、自由ツアーが1,500円、ガイド付きツアーが2,000円です。

他に閑院宮邸跡の床もみじもきれいなので、見ておきたいですね。

閑院宮邸跡も拝観料は必要ありません。

梨木神社

京都御苑の次は、東に隣接する梨木神社へ向かいます。

梨木神社は、参道の両脇に多くのカエデが植えられています。

そのため、秋になると赤いモミジが参拝者を出迎えてくれます。

梨木神社

梨木神社

神門をくぐった先に建つ拝殿と本殿の周囲にも多くのカエデが植えられているので、ここでも美しい紅葉を観賞できます。

境内全体でカエデの数は比較的多めです。

紅葉時期はやや遅く、11月末から12月初旬です。

近年、参道わきにCoffee Base NASHINOKIというカフェができ、境内から湧き出る名水染井を使ったコーヒーを飲むことができます。

温かいコーヒーを召し上がりながら参道の紅葉を観賞するのも良いでしょう。

なお、梨木神社は無料で参拝できます。

相国寺、京都御苑、梨木神社の3ヶ所は、京都市中心部の便利な場所にあるのですが、紅葉狩りに訪れる旅行者や観光客の方は少な目です。

おそらくガイドブックで紹介される機会が少ないのでしょう。

3ヶ所とも無料で、気軽に訪れることができるのですけどね。

相国寺、京都御苑、梨木神社での紅葉狩りは各15分から30分ほどです。

京都駅との往復が30分、徒歩での移動が15分程度ですから、食事時間1時間を加えても所要時間は3時間ほどですね。

なお、相国寺、京都御苑、梨木神社の紅葉の見ごろ時期は若干遅めです。

例年だと11月末が紅葉の見ごろです。

時間があれば、梨木神社の東に建つ廬山寺の紅葉も見ておくと良いでしょう。

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