ガラス細工のような蓮(ハス)の花咲くお寺を集めました

夏にきれいに咲く花と言えばハスの花。

京都のお寺では、夏にハスが咲くところが多くあります。

境内を埋め尽くすほど多くのハスが咲くお寺や鉢に少しだけ植えているお寺など、趣は様々ですね。

今回の記事では、私が今まで訪れたことがあるハスの花が咲くお寺を紹介します。

大蓮寺

大蓮寺は、京都市左京区にあります。

地下鉄三条京阪駅から北東に10分ほど歩いた辺りですね。

大蓮寺

大蓮寺

観光寺院ではないので、人がとても少ないです。

境内はそれほど広くないのですが、胸の高さまであるハスがたくさん植えられているため、花が一斉に咲くと境内が華やかになります。

品種も多く、境内は、赤色や白色のハスの花で埋め尽くされますよ。

東本願寺

京都駅の北に建つ東本願寺では、南の塀際に多くのハスが植えられています。

東本願寺

東本願寺

京都のハスの名所では、最も交通の便が良いですね。

夏に京都に観光で訪れた際は、東本願寺のハスを真っ先に見に行くのがおすすめです。

濠の中でたくさん咲く淀姫と呼ばれるハスを見ていると、都会の暑さを忘れさせてくれるような涼しさを感じることができます。

東寺

京都市南区の東寺も、7月になると堀で多くのハスが花を咲かせます。

東寺

東寺

東寺の魅力は、五重塔を背景にハスを観賞できること。

古都の夏を感じられるハスの名所ですね。

夏は、旅行者や観光客も少なくなるので、春や秋だけでなく、この時期に東寺に訪れるのもおすすめです。

法金剛院

京都市右京区の花園に建つ法金剛院は花の寺として有名で、夏はもちろんハスの花を見ることができます。

法金剛院

法金剛院

世界中から集めたハスが池のほとりや鉢にたくさん植えられています。

池とともに眺めるハスは夏の暑さを忘れさせてくれる清涼感があります。

ハスが咲いている期間は、早朝拝観ができる観蓮会(かんれんえ)が催されます。

2024年の観蓮会は、7月6日から28日で、時間は7時30分から12時30分(最終受付12時)です。

また、7月1日から5日までは夏の特別公開も行われており、時間は9時30分から12時30分です。

拝観料は500円です。

退蔵院

退蔵院も花園に建つお寺で法金剛院からすぐです。

退蔵院

退蔵院

退蔵院では、方丈の前にたくさんのハスの鉢が並べられています。

また、余香苑と呼ばれる庭園にあるひょうたん池にも多くのハスがあります。

茶席近く、あずまや近くでもハスの花を観賞できますよ。

拝観料は600円です。

勧修寺

京都市山科区の勧修寺(かじゅうじ)は、氷室池(ひむろのいけ)にハスが咲きます。

勧修寺

勧修寺

鉢に植えられているハスとは違い、池から顔を出すように咲くハスは、植物の力強さを感じます。

また、ハスとともにたくさん咲くスイレンも見どころのひとつです。

拝観料は400円です。

三室戸寺

宇治市の三室戸寺(みむろとじ)は、アジサイが有名なお寺ですが、そのアジサイが終わりに近づくと、ハスが見ごろを迎えます。

三室戸寺

三室戸寺

ハスは、本堂の前にたくさん植えられています。

中には人の背程の高さのハスもあり、まるで境内が樹海のようになっています。

拝観料は1,000円です。

大谷本廟

京都市東山区の大本廟は、通天橋と仏殿の近くに多くのハスが植えられています。

大谷本廟

大谷本廟

特に仏殿近くで、大きな花を咲かせる古代のハス(大賀蓮)が見事です。

間近で見るのもきれいですし、鐘楼と一緒に眺めるのも風情がありますよ。

南禅寺

京都市左京区の南禅寺は、あまりハスが有名ではありませんが、中門の前の池にたくさん植えられています。

南禅寺

南禅寺

駐車場が近くにあるので、車に隠れて気付かない人が多いようですね。

池にはたくさんのハスが植わっており、夏は緑色の葉で埋め尽くされます。

ピンク色の花もたくさん咲き、夏らしい風景を楽しめますよ。

夏に南禅寺にお参りした時は、中門をくぐる前にハスを見ておきましょう。

相国寺

京都市上京区の京都御苑の北にある相国寺は、池の周りに鉢がたくさん置かれており、そこにハスが植えられています。

相国寺

相国寺

フェンスで囲まれているので、近くに寄ってハスを見ることはできませんが、種類が豊富なので、他では見られないハスの花を見ることができます。

また、ハスが咲くころ、鐘楼の近くでは、タチアオイもきれいに咲きます。

夏に相国寺に参拝した際は、ハスだけでなく、タチアオイも見ておきたいですね。

東福寺

京都市東山区の東福寺は、三門前にある思遠池(しおんち)でたくさんのハスが咲きます。

東福寺

東福寺

花は大きく、純白です。

水面が見えなくなるほど緑色の葉で埋め尽くされ、その上に真っ白な花がたくさん咲く景色は見事です。

三門を背景に眺めるのがおすすめです。

行願寺

京都市中京区の行願寺は、都七福神めぐりのお寺として知られていますが、7月になると境内でハスも美しく咲きます。

行願寺

行願寺

境内は、あまり広くありませんが、参道脇や本堂前に多くのハスが並べられています。

以前は、ハスの数が少なめでしたが、近年は境内全体にたくさんのハスのプランターが並ぶようになっていますね。

参拝者は少なめです。

天龍寺

京都市右京区の嵐山に建つ天龍寺では、参道脇の放生池でハスが咲きます。

横から見たハスの花

横から見たハスの花

天龍寺に参拝する人は多いですが、放生池のハスを見る人はそれほど多くありません。

曹源池庭園は拝観料が必要ですが、放生池のハスを見るのは無料です。

夏に嵐山に観光で訪れた際には、天龍寺のハスも見ておきたいですね。

以上が私が訪れたことがあるハスの花が咲くお寺です。

この他にもハスが咲くお寺はたくさんあるので、訪れた時は、この記事に追加していきます。