相国寺で咲き始めたハスと見ごろのタチアオイ・2021年

6月下旬に京都市上京区の京都御苑を散策した後、今出川通を挟んで北側に建つ相国寺に参拝しました。

相国寺には、境内の南側にある池で、毎年夏になるとハスの花を見ることができます。

ハスの見ごろ時期は、例年7月に入ってからですが、6月の終わりころから咲き始めるので、早いものだと良い具合に咲いているだろうと思い、相国寺を訪れた次第です。

ハスが咲き始めた池

相国寺には、地下鉄の今出川駅から東に5分ほど歩くと到着します。

南側にある総門付近は、何やら工事をしていました。

それでも、境内に入るのは問題ないようだったので、総門をくぐります。

総門をくぐって、すぐの場所に池があります。

池のハス

池のハス

思ったとおり、一部のハスはきれいに花を咲かせていました。

全体的に白色の花ばかりが咲いているようですね。

こちらは、舞妃蓮(まいひれん)という品種です。

舞妃蓮

舞妃蓮

花びらが真っ白であります。

金輪蓮(きんりんれん)も白色がきれいですね。

金輪蓮

金輪蓮

黄玉(こうぎょく)は、花びらがやや黄色く見えるでしょうか。

黄玉

黄玉

碧翠蓮(へきすいれん)も白色ですが、花びらの先の方だけピンク色をしています。

碧翠蓮

碧翠蓮

相国寺のハスは、まだまだこれからといった感じではありましたが、一部できれいに咲いているハスを見ることができました。

7月10日ころから、本格的な見ごろに入ってきそうですね。

タチアオイは見ごろ

池から北に歩き、法堂(はっとう)に向かいます。

法堂

法堂

そして、お参り。

相国寺は、正式には、相国承天禅寺(しょうこくじょうてんぜんじ)といい、永徳2年(1382年)に室町幕府3代将軍の足利義満が発願し、春屋妙葩(しゅんおくみょうは)と義堂周信(ぎどうしゅうしん)を招いて創建されました。

寺名は、中国の大相国寺にならったものです。

法堂の裏に来ると、頭上に爽やかな青空が広がっていました。

法堂裏

法堂裏

人が少なく静かです。

禅寺の境内は、静寂がよく似合います。

法堂の南東に鐘楼が建っており、その近くではタチアオイが見ごろを迎えていました。

タチアオイ

タチアオイ

相国寺のタチアオイは、赤色、ピンク色、白色と3種類の色の花を咲かせています。

タチアオイと鐘楼

タチアオイと鐘楼

この時期に相国寺に参拝した時は、ハスだけでなくタチアオイも見ておきたいですね。

タチアオイの近くでは、ガクアジサイも咲いていました。

ガクアジサイ

ガクアジサイ

この辺りは、松の木が陰を作っているので、6月も終わりに近づいていたものの、アジサイがみずみずしさを保っていましたよ。

梅雨から夏にかけては、ハスやタチアオイがきれいに咲いているのですが、相国寺を訪れる人が少なめです。

京都の夏は暑く、全体的に観光客が減りますから、相国寺に足を運ぶ人も少ないんでしょうね。

この後は、梨木神社に参拝します。

なお、相国寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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