2021年08月一覧

吉田神社にある八角形の斎場所大元宮

京都市左京区の吉田神社には、斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)と呼ばれる変わった建物があります。 屋根の形が8角形をしている斎場所大元宮の本殿は、普段はお参りをすることはできません。 でも、正月、節分の3日間、毎月1日には、門が開けられ、斎場所大元宮にお参りできます。 今回の記事では、吉田神社の斎場所大元宮を紹介します。

晩夏の六角堂の風景・2021年

8月下旬に京都御苑の閑院宮邸跡を散策した後、南に15分ほど歩き、六角堂に参拝しました。 六角堂は、頂法寺というお寺ですが、本堂の屋根が6角形をしていることから六角堂の愛称で親しまれています。 烏丸御池のビジネス街から近い場所にある六角堂は、ビルに挟まれて少々窮屈に見えますが、境内に入ると心が和みますね。

サルスベリが咲く京都御苑を歩く・2021年

8月下旬に下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)にサルスベリを見に行った後、北に少し歩いて京都御苑を訪れました。 京都御苑は、京都市中心部でも比較的涼しい場所です。 8月の京都御苑も、サルスベリがたくさんの花を咲かせます。 苑内の様々な場所にサルスベリが植えられていますから、どこでも赤色の花を目にすることができます。

晩夏の本能寺で見るサルスベリ・2021年

8月下旬。 京都市中京区の本能寺に参拝しました。 本能寺は、織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変が有名ですが、事件の現場は、現在の本能寺よりも西になります。 さて、夏も終わりが近づいていますが、本能寺では、本堂前でまだサルスベリがきれいに咲いています。

欅の柱でしっかり支えられた清水寺の懸造の本堂

京都市東山区の清水寺は、京都で最も多くの観光客が訪れる寺院として知られています。 清水寺で特に人気があるのが、清水の舞台で知られる本堂です。 「清水の舞台から飛び降りる」という言葉がありますが、その清水の舞台が清水寺の本堂ですね。 今回は、観光客に人気の清水の舞台を紹介します。

北野天満宮の社殿は日本最古の八棟造

学問の神さまを祀る北野天満宮は、社殿が八棟造(やつむねづくり)と呼ばれる構造になっています。 八棟造は、後に日光東照宮など徳川家ゆかりの建物に継承されたことから、権現造(ごんげんづくり)とも呼ばれています。 徳川家康は、死後、東照大権現という神号を後水尾天皇から賜っていますから、権現造は、そこから来ているんですね。 一般的には権現造で知られる八棟造ですが、日本最古の八棟造が、実は北野天満宮の社殿なのです。

現存する最古の三門は東福寺にある

寺院には、山門と呼ばれる入り口があります。 山門の中には、三門と表記するものもありますね。 三門は、空門(くうもん)、無想門(むそうもん)、無作門(むさもん)からなる三解脱門(さんげだつもん)のことで、涅槃(ねはん)に達するために必ず通らなければならない門とされています。 京都市東山区の東福寺にも、大きな三門がありますが、これは現存する最古の三門として国宝に指定されています。

京都の臨済宗のお寺にある法堂はどれもよく似ている

お寺の建物には、いろいろな名前がついています。 阿弥陀堂、釈迦堂、御影堂、金堂など。 よく聞く名前の建物もありますが、特定の宗派でしか見ることがない建物や宗派が異なると呼び名が変わる建物もあります。 例えば、臨済宗や曹洞宗といった禅寺にある法堂(はっとう)は、他の宗派では講堂と呼ばれています。 ここでは、京都にある臨済宗のお寺の法堂をいくつか紹介します。