梅雨明け前の東福寺で見るハス、ハンゲショウ、ムクゲ・2018年

7月初旬。

京都市東山区の東福寺に参拝しました。

京都はまだ梅雨明け前ではありますが、7月に入っているので、各所で夏の花が咲き始めています。

さて、夏の東福寺は、思遠池でたくさんのハスが咲きます。

今回の参拝は、思遠池のハスを見ることが目的であります。

思遠池で咲き始めたハス

東福寺の最寄り駅は、JRも京阪電車も東福寺駅です。

駅からは、南東に徒歩約5分で東福寺に到着します。

ちなみに思遠池には、京阪電車の鳥羽街道駅で下車し北東に歩いた方が早く到着します。

南西にある六波羅門をくぐり、右に歩いて思遠池の前にやって来ました。

思遠池と三門

思遠池と三門

池の表面は、大きな大きな緑色のハスの葉で埋め尽くされています。

思遠池の向こうに見える建物は三門です。

思遠池では、白色のハスが花を咲かせます。

ハスのアップ

ハスのアップ

花の先が淡い桃色なのが可憐であります。

まだ7月に入ったばかりだったためか、思遠池のハスは、つぼみばかりでした。

ハスのつぼみ

ハスのつぼみ

これから7月の終わりにかけて、思遠池のハスは見ごろへと向かうことでしょう。

ハンゲショウとムクゲ

三門の後ろに建つ本堂の仏殿。

仏殿

仏殿

仏殿は、昭和9年(1934年)に建てられた重層入母屋造の大建築物です。

天井には堂本印象作の蒼龍図が描かれているので、お参りの際はしっかりと見ておきたいですね。

それでは、仏殿にお参りをしましょう。

仏殿東側では、ハンゲショウの葉が白色になっていました。

ハンゲショウ

ハンゲショウ

ハンゲショウは、半夏生と書きます。

夏至から数えて11日目の7月2日頃から7月7日頃までの5日間を半夏生と言いますが、植物のハンゲショウはその時期に花が見ごろを迎えると、葉の表面が真っ白になります。

半夏生の葉の裏側は緑色です。

ハンゲショウの葉

ハンゲショウの葉

表が白く裏が緑色で、葉が半分だけ化粧したように見えることから、ハンゲショウは「半化粧」とも書くことがあります。

木陰のアジサイ。

アジサイ

アジサイ

アジサイの花が乾燥し始めていました。

そろそろアジサイも終わりが近づいているようです。

アジサイに代わってムクゲが見ごろを迎え始めていました。

ムクゲ

ムクゲ

ピンク色の花が、夏らしさを感じさせます。

ムクゲと仏殿

ムクゲと仏殿

庭園の入り口の庫裡(くり)近くのプランターでも、白色のハスが咲いていました。

庫裡付近のハス

庫裡付近のハス

通天橋の入り口付近では、ピンク色のハスもきれいに咲いています。

通天橋付近のハス

通天橋付近のハス

日下門をくぐって境内の西側の参道にやって来ました。

塀際のコケが青々としてます。

塀際のコケ

塀際のコケ

コケの潤いを見ると、京都はまだ梅雨だなと感じますね。

7月の東福寺は、人が少なくのんびりと散策できます。

また塔頭の天得院では、6月25日から7月10日までキキョウの特別公開が行われているので、この期間に東福寺を訪れた方は天得院にも立ち寄ると良いでしょう。

なお、東福寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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