東福寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
東福寺
由緒
東福寺は、嘉禎2年(1236年)に九条道家が建立を発願し、奈良の東大寺と興福寺から一字ずつとって東福寺と名付けられた。
寛元元年(1243年)に円爾弁円(えんにべんえん)を開山に迎え、建長7年(1255年)に完成した。山号は慧日山(えにちざん)。臨済宗東福寺派の大本山。
至徳3年(1386年)に京都五山の四位になる。
その後、数々の戦乱による兵火から焼失を免れてきたが、明治14年(1881年)に方丈の火災で本堂や法堂(はっとう)などが焼失した。
方丈は明治23年(1890年)に本堂は昭和9年(1934年)に再建されている。
本堂
昭和9年再建の本堂。天井には堂本印象作の蒼龍図が描かれている。
三門
応永12年(1405年)に再建された国宝の三門。禅宗寺院では日本最古のもの。三門の名は、涅槃(ねはん)に達するために通らなければならない「空門(くうもん)」「無想門」「無作門(むさもん)」の3つの門を意味している。
禅堂
貞和3年(1347年)に再建された禅堂。座禅や寝食を行う道場で、国内では最も古くかつ最大のものである。
通天橋
方丈と開山堂を結ぶ橋で、ここから見える渓谷の洗玉潤(せんぎょくかん)は紅葉と新緑の名所として知られる。臥雲橋(がうんきょう)と偃月橋(えんげつきょう)とともに東福寺三名橋と呼ばれる。
開山堂
円爾弁円を祀る開山堂。円爾弁円は天皇から初めて国師号を賜り、聖一国師(しょういちこくし)と呼ばれた。
方丈
明治23年に再建された方丈。方丈内には、八相成道(はっそうじょうどう)に因んだ八相の庭があり、南庭、西庭、北庭、東庭からなる。
東福寺の所在地
〒605-0981
京都市東山区本町15丁目(地図)
東福寺への行き方
JR東福寺駅から徒歩約13分
京阪東福寺駅から徒歩約13分
※通天橋と開山堂は拝観料600円が必要。11月10日〜30日は1,000円。
※東福寺本坊庭園(八相の庭)は拝観料500円が必要。
※共通拝観券は1,000円。11月10日〜30日は共通拝観券はありません。
東福寺周辺の宿泊施設
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