勧修寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
勧修寺
由緒
勧修寺(かじゅうじ)は、昌泰3年(900年)に醍醐天皇が母の藤原胤子(ふじわらのいんし)の菩提を弔うために宮道弥益(みやじいやます)の邸を寺に改めたのが始まりとされる。開山は承俊。山号は亀甲山(きっこうざん)。真言宗山階(やましな)派の大本山。
寺名は、宮道弥益の法号に因んで名付けられたもので、延喜5年(905年)に醍醐天皇の勅願寺となった。
鎌倉時代には、後伏見天皇の皇子の寛胤法親王が入寺し、門跡寺院となる。
その後、文明2年(1470年)に応仁の乱の兵火に遭い焼失。安土桃山時代には、豊臣秀吉の伏見城築城に際して、境内を削られ衰退した。
江戸時代に入って、徳川家と皇室の援助を受けて再興され、現在の寺観となっている。
宸殿
元禄10年(1697年)に明正天皇から下賜された宸殿。御所からの移築とされる。
本堂
寛文12年(1672年)に仮皇居内侍所仮殿の旧材を使用して建てられた本堂。
観音堂
昭和6年(1930年)に再建された観音堂。大斐閣とも呼ばれている。
ハイビャクシン
樹齢750年と伝えられているハイビャクシン。京都市の巨樹名木の一つに数えられている。
臥竜の老梅
江戸時代に京都御所から移植された白梅。親、子、孫の三代の木が並んでいる。
勧修寺灯篭
水戸光圀が寄進した勧修寺灯篭。光圀がデザインしたもので水戸灯篭や雪灯篭とも呼ばれる。
勧修寺氷室園
勧修寺氷室園と呼ばれる池泉回遊式庭園。夏になると氷室池には、ハスやスイレンの花が咲く。
勧修寺の所在地
〒607-8226
京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6(地図)
勧修寺への行き方
地下鉄小野駅から徒歩約5分
※拝観料400円が必要。
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