醍醐寺を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
醍醐寺
由緒
醍醐寺は、貞観16年(874年)に理源大師聖宝(りげんだいししょうぼう)が、地主神・横尾明神(よこおみょうじん)より醍醐水が涌き出る笠取山を教えられ、山上に准胝(じゅんてい)、如意輪2体の観音を祀るために准胝堂と如意輪堂を建立したのが始まり。山号は深雪山。真言宗醍醐派総本山。
その後、延喜7年(907年)に醍醐天皇の御願寺となり、朱雀天皇、村上天皇の3代にわたり帰依を受け、伽藍が整えられた。
なお、笠取山の山上を上醍醐、山麓を下醍醐と呼ぶ。
しかし、応仁の乱(1467年)によって下醍醐は五重塔を残して焼失、上醍醐も荒廃する。
復興の契機となったのは、慶長3年(1598年)に豊臣秀吉が催した醍醐の花見で、その子の秀頼の代にわたり、多くの建物が再建された。
なお、醍醐寺は、平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録されている。
西大門
慶長10年に豊臣秀頼によって再建された西大門。仁王門とも呼ばれる。門の両脇に立つ仁王像は、長承3年(1134年)に勢増、仁増によって造られたもの。
金堂
慶長5年に紀州湯浅の万願寺から移築された金堂。延長4年(926年)の創建当時は釈迦堂と呼ばれていた。
五重塔
醍醐天皇の冥福を祈るために承平6年(936年)から天暦5年(951年)まで15年かけて建立された五重塔。高さは38メートルで、京都府に残る木造建築としては最古のものとされる。
清滝宮
醍醐寺の鎮守社の清滝宮(せいりゅうぐう)。永長2年(1097年)に上醍醐から分身を移して祀った。現在の建物は永正14年(1517年)に再建されたもの。
不動堂
不動明王を中心に5体の明王を安置している不動堂。
真如三昧耶堂
平成9年(1997年)に建立された真如三昧耶堂(しんにょさんまやどう)。前身は、天暦3年に創建された法華三昧堂であるが、応仁の乱で焼失した。
祖師堂
空海と聖宝を祀っている祖師堂。
大講堂
丈六(約4.9メートル)の木造阿弥陀如来坐像を祀っている大講堂。
弁天堂
弁財天を祀っている弁天堂。
成身院
山上の准胝観音の分身を祀っている成身院(じょうしんいん)。以前は、ここより上に女性が立ち入ることができなかったため、准胝観音の分身が祀られた。女人堂とも呼ばれる。
三宝院
慶長3年に豊臣秀吉によって再建された三宝院。秀吉が設計した庭園がある。
唐門
三宝院の勅使門の唐門。
醍醐寺の所在地
〒601-1325
京都市伏見区醍醐東大路町22(地図)
醍醐寺への行き方
地下鉄醍醐駅から徒歩約13分
京阪バス「醍醐三宝院」からすぐ
※拝観料は、三宝院庭園と伽藍が各600円、2ヶ所の共通拝観券が1,000円、三宝院御殿特別拝観が500円、霊宝館本館・平成館特別展示が500円以上、霊宝館庭園・仏像塔が無料。
※春期は三宝院庭園、伽藍、霊宝館の3ヶ所が1,500円。
※上醍醐は入山料600円が必要。
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