京都で長年親しまれてきた2つの高級ホテルが、近々、営業を終了することが発表されています。
ひとつは上京区の京都ブライトンホテル、そして、もうひとつは東山区のハイアットリージェンシー京都です。
近年、京都はオーバーツーリズムが大問題になるほど人が増えているので、宿泊施設の数も増やさないと旅行者の滞在に影響が出ます。
それなのに京都で知名度が高い両ホテルが営業終了するのには、どういう理由があるのでしょうか。
2026年11月30日に営業終了する京都ブライトンホテル
京都御苑の西に位置する京都ブライトンホテルは、地下鉄の丸太町駅から北西に約10分歩いた場所に建っています。
正面玄関前の敷地が広く、タクシーで乗り付けるのに便利。

京都ブライトンホテル
京都ブライトンホテルを運営する株式会社ブライトンコーポレーションは、米ホテルチェーンのヒルトンと提携し、2028年冬に新ブランドとして再開業することを発表しています。
現在の京都ブライトンホテルは2026年11月30日で、いったん営業が終了となります。
再開業するホテルは、仮の段階ですが「京都ブライトンホテル キュリオ・コレクションbyヒルトン」になる予定なので、京都ブライトンホテルの名称は新ホテルに引き継がれる模様。
ヒルトンは、ここ数年、中京区のヒルトン京都を始め5軒のホテルを開業しており、京都ブライトンホテル キュリオ・コレクションbyヒルトンが、京都で6軒目のヒルトンブランドのホテルになる予定です。
京都ブライトンホテルの建物は昭和63年(1988年)に建てられたので、そろそろ40年になろうとしています。
今回のリニューアルは、開業40周年に合わせたようで、大規模な改修工事を行った後に再開業となるそうですから、現在の建物は残すのでしょうね。
2027年5月9日に営業終了するハイアットリージェンシー京都
京阪電車の七条駅から東に約6分歩いた場所に建つハイアットリージェンシー京都は、2027年5月9日に営業を終了します。
当ホテルは、三十三間堂や京都国立博物館に近く、東山でも比較的人が少ないエリアの観光の拠点に便利な立地です。

ハイアットリージェンシー京都
建物は、昭和55年(1980年)に建てられ、京都パークホテルが利用していましたが、平成18年(2006年)からハイアットリージェンシー京都として再開業しています。
平成25年にオリックス不動産株式会社に譲渡されたものの、運営はハイアット・ホテルズ・コーポレーションが続けてきました。
今回の営業終了は、建物の老朽化が理由。
したがって、営業終了後に取り壊されることが決まっています。
その後は、新しいホテル(仮称:東山七条ホテル)を建設する計画です。
西隣にあった赤十字が取り壊され、その跡地もオリックス不動産株式会社が取得しており、現在のハイアットリージェンシー京都と合わせて13,790平方メートルの敷地に新ホテルが開業する予定。
設計は、東京スカイツリーの設計を担当した日建設計とのことで、京都御所の紫宸殿をイメージした建物になるみたいです。
東山七条には、フォーシーズンズホテル京都やシックスセンシズ京都といった高級ホテルがあり、また、妙法院や智積院といった大寺院も密集しています。
ここに東山七条ホテルが開業すると、京都市内でも品格の高い地域になることはまちがいないでしょう。
古くなったものは新しくしながらも、街並みを大きく変えない。
それが、京都の特徴ですが、京都ブライトンホテルとハイアットリージェンシー京都の後に開業するホテルも、街と調和した建物になりそうですね。