9月下旬に京都府八幡市の石清水八幡宮に参拝した後、神應寺(じんのうじ)にも参拝しました。
石清水八幡宮が男山の山頂にあるのに対し、神應寺は、その中腹に境内を有しています。
石清水八幡宮から神應寺を訪れる場合、いったん男山を下山する必要があるためか、普段は参拝者の姿を見かけることはありません。
本堂の前で咲く紅白のサルスベリ
神應寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約3分歩くと到着します。
石清水八幡宮の一ノ鳥居からだと西に徒歩約3分です。
神應寺の山門の前は、いつもと変わらず人の気配を感じない。

山門
山門をくぐると、急な石段。

石段
この石段を見て、お参りを断念する人もいるかもしれません。
男山を下山して、再び、神應寺の石段を上るのは下半身の筋肉への負荷が強い。
境内にたどり着く前に太股はスクワットをしたような疲労に襲われる。
当然、翌日は、ふくらはぎを中心に筋肉痛になったことは言うまでもありません。
薄暗い石段を上りきった先の境内は、空からさんさんと日射しが降り注ぎ、若干眩しさを覚える。

境内
木々の葉は、まだ緑が優勢で、夏から秋に入ったばかりの風景が広がります。
それでは、奥に建つ本堂にお参り。
当寺は、平安時代に石清水八幡宮に八幡大神を宇佐八幡宮から勧請(かんじょう)した行教律師が開いたと伝わり、その後は、豊臣家や徳川家の庇護を受け栄えました。
今は来る人が少ないお寺ですが、境内に建ついくつものお堂を見ると、往時が偲ばれます。
本堂の左右にはサルスベリが植わり、向かって右前のそれは枝先に赤色の花をつけているものの小さくなりつつある。

赤色のサルスベリ
百日紅と書くサルスベリは、その名からも想像できるよう花期が長く、夏から初秋にかけて花を咲かします。
例年だと8月が最盛期なのですが、今年は9月も終わろうとするこの時期でも、比較的多くの花を残していますね。
左前のサルスベリは、さらに花つきが良く、どんよりした黒色の雲を背景に山高帽のような純白の花をいくつも乗せていました。

白色のサルスベリ
すでに終わっている花も見られましたが、残っている花はふっくらとしており、最盛期が続いていましたよ。
杉山谷不動堂のひきめの滝
本堂にお参りを済ませ、参道を男山の奥に向かって歩きます。
途中、ケーブルカーの鉄橋をくぐる。

ケーブルカーの鉄橋
6月に訪れた時は工事中でしたが、今は、柱の塗装が終わり全身真っ赤。
そして、神應寺の奥の院である杉山谷不動堂に到着。
縦に長い屋根が個性的な不動堂にお参りをしましょう。

杉山谷不動堂
その後は、ふもとへと続く参道を東に進み、途中でUターンするように南隣の参道に入ります。
そのまま進むと無人駅の駅舎のような建物があり、それをくぐると、ひきめの滝が現れます。
9月に入って雨の日が続いたためか、滝の流量が多め。

ひきめの滝
一筋の流れではありますが、落下する水が重たそう。
ここで、滝行をする人もいるようで、その際はお寺の方に一声かける必要があります。
滝の周りには、石に彫られたお不動さまがいくつか並び、怖そうな顔でこちらを睨みつけている。

不動明王
うっすらと苔が生えた体は、まるで光を放っているよう。
そのお姿を拝んで何かを会得した人もいたかもしれませんね。
それにしても、蚊が多く、腕を何ヶ所か刺されてしまった。
ひきめの滝から参道に戻ります。
途中、崖から下向きに伸びたヒガンバナが赤色のヒゲのような花を咲かせお見送り。

ヒガンバナと鳥居
まだ暑さは残るものの、秋の到来を感じさせる1輪でしたよ。
なお、神應寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。