嵐山で紅葉とランチを愉しむ。
魅力的な晩秋の京都観光ですが、この時期の嵐山は大変混雑するので、予定通りにお店に入ってランチというのは、なかなかに難しいです。
だから、事前にお店を予約するのが無難ですが、ランチにお金をかけたいのならバスツアーも選択肢の一つ。
どこで食べるか考える手間が省け、しかも時間通りに食事できますから、紅葉狩りの計画を立てやすいのも利点です。
11月27日だけのバスツアー
嵐山でランチと紅葉狩りができるバスツアーは、11月27日に催行予定です。
旅程は以下のとおり。
- 10時30分に京都駅八条口をバスで出発
- 11時30分に翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都でランチ
- 13時30分に屋形船で嵐山遊覧
- 14時から天龍寺の庭園拝観を含む嵐山自由散策
- 16時30分にバスに乗車
- 17時30分に京都駅八条口に到着
ツアー代金は16,980円で、バス乗車代、乗船代、昼食代、拝観料、添乗員の料金込みです。
ランチと屋形船
渡月橋の北側から西に約5分歩いた場所に建つ翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都にあるレストラン「京 翠嵐」がランチ会場。

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
高級ホテルのレストランとあり、京の季節の食材を生かした会席料理のスタイルと技法にフランス料理を融合させたスタイルの料理を召し上がれます。
レストランからは和風の庭園を望め、紅葉も眺めながら食事できるのも魅力。
食後は約5分歩き嵐山通船北乗り場に移動し、大堰川を屋形船で遊覧しながら、色とりどりに染まった嵐山の紅葉を観賞。

紅葉した嵐山
屋形船に乗ったことはないですが、遊歩道を歩きながら見た渓谷は、左右から押しつぶされそうなほどの迫力があります。
川の中央からだと、さらに見ごたえがあることでしょう。
ツアーでもない限り、屋形船に乗船することはないでしょうから、30分間、大いに楽しんでください。
天龍寺の見どころ
屋形船の後は、渡月橋を北に約5分歩いたところに建つ天龍寺へ。
世界遺産に登録されている当寺は、嵐山屈指の紅葉の名所。
拝観受付に向かう参道沿いのモミジも美しく、期待に胸が膨らみます。
入口から順路に従い、大方丈の裏にやってくると、中央に大きな池を配した曹源池庭園が現れます。

曹源池と紅葉
池のほとりには、様々な木々が植栽され、その中には赤く色づいたモミジも。
北側に進んで振り向くと、曹源池、大方丈、奥にそびえる嵐山を一望できます。
庭園とともに山の紅葉も視界に入り、まさに錦秋の秋というにふさわしい景色。
この眺めはガイドブックでもよく取り上げられていますね。
南向きなので、午前中は逆光になりますが、バスツアーでは午後からの拝観のため、逆光にならずに写真撮影できます。
やや西に傾いた日が照らす紅葉が、輝いて見えるのも良し。
庭園の西側には小高い丘。
望京の丘と名付けられ、遠くの山々まで見えます。
眼下には、紅葉越しに諸堂も見え、この景色も晩秋の天龍寺では忘れずに見ておきたい。
また、丘には散策路もあり、自然の中で紅葉狩りをしているような体験もできます。

望京の丘の紅葉
望京の丘に登る人は意外と少なく、比較的のんびりと歩けます。
庭園を北に歩いていくと北門付近に到着します。
その手前には青々とした竹林があり、モミジの赤との対比で、清々しさとしみじみとした情緒が混ざり合った景色が作り出されています。

紅葉と竹林
天龍寺の庭園拝観は45分前後で終えることができると思います。
弘源寺と宝厳院の特別公開も行われている
約120分の嵐山自由散策のうち45分を天龍寺で使っても、まだ1時間以上残っています。
天龍寺を東に出ると京福電車の嵐山駅があり、その周辺にはたくさんお店が並んでいます。
お土産を選びながら1時間過ごす手もありますが、京都駅に戻ってからでもお土産は買えるので、やはり、ここはもっと紅葉を楽しんでおきたい。
バスツアーの日には、天龍寺塔頭(たっちゅう)の弘源寺と宝厳院(ほうごんいん)の特別拝観が行われているので、こちらに足を運ぶことをおすすめします。
なお、2寺共通拝観券は1,000円で、ツアー代金には含まれていません。
弘源寺の見どころ
弘源寺は、天龍寺の庭園の拝観受付から東に向かう参道沿いの北側に建っています。
共通拝観券は弘源寺で購入しておくと良いでしょう。
弘源寺はカエデが少ないものの、建物へと続く石畳沿いに大きく刈り込まれたドウダンツツジがあります。
秋の深まりとともにドウダンツツジも紅葉し、11月27日は真っ赤な色づきが期待できる頃。

弘源寺の紅葉
建物内に入ることもでき、竹内栖鳳などの日本画が公開されています。
また、建物の南にある虎嘯(こしょう)の庭と呼ばれる枯山水庭園も鑑賞できます。
うねるようなコケ、整然と掃かれた白砂、意味ありげに置かれた石が配されたやや小ぶりな庭ですが、嵐山を借景としていることから、面積以上に奥行きを感じさせます。

虎嘯の庭
他に幕末に長州藩士が刀傷をつけた柱も見られますよ。
弘源寺の拝観時間は、30分程度です。
宝厳院の見どころ
天龍寺の東側にある総門を出て、南の渡月橋から西に向かい、食事をした翠嵐に戻ってから北に少し歩くと宝厳院が建っています。
移動時間は約10分。
近道もありますが、迷わず行くには、いったん翠嵐に戻るのが無難です。
宝厳院には、獅子吼(ししく)の庭と呼ばれる庭園があります。
庭園全体にコケが敷かれ、その上に数えきれないほどのカエデが植わり、11月下旬から12月上旬にかけて紅葉が見ごろを迎えます。
獅子吼の庭は、巨岩が多く置かれているのも特徴的で、それらと一緒に見る紅葉は、宝厳院ならではの晩秋の景色。

宝厳院の獅子吼の庭の紅葉
以前はあまり知られていなかったお寺ですが、紅葉の美しさが評判となり、近年は多くの参拝者が訪れるようになっています。
茶席もあり、別料金でお茶をいただきながら紅葉を見ることもできますが、帰りのバスの時間を考慮すると長居はできないでしょう。
お寺を出た後は、紅葉の参道も歩くのを忘れずに。

宝厳院の参道の紅葉
この参道は、拝観した人しか歩けません。
嵐山での最後の紅葉狩りをじっくり味わってバスに向かいましょう。
なお、宝厳院の拝観は、茶席で休憩しなければ30分程度で終えることができます。
ツアーの申し込み
バスツアーは、旅プラスワンの以下のページから申し込みできます。
ツアー代金の大部分は、おそらく翠嵐でのランチ代でしょう。
昼食にこだわらない方は、ツアーを利用せず、京都駅からJRに乗車し嵯峨嵐山駅で降りて、嵐山を散策した方が安上がりです。
嵐山の紅葉を愛でながら優雅にランチを楽しみたい方にとっては、価値あるツアーだと思います。
京都に1日しか紅葉狩りに行けないから贅沢に過ごしたいという方も、ツアーを検討してはいかがでしょうか。