2018年の京都のソメイヨシノは、例年より6日早い3月22日に開花し、4月上旬に見ごろを終えました。
早かったですね、桜が終わるのは。
いつもなら、まだ遅咲きの桜が咲いている頃ですが、今年は遅咲きの桜もほとんどが終わり、これ以上はお花見を楽しめない状況となっています。
ということで、今回の記事では、2018年に私が訪れた京都の桜の名所を振り返ります。
2月25日
今年最初のお花見は2月25日でした。
この日は、毎年恒例のように訪れている淀水路の河津桜が咲き始めで、まだ見ごろには相当早い状況でしたね。
3月11日
3月11日も、再び淀水路へ。
この日は、河津桜がほぼ見ごろに入っており、一足早いお花見を楽しもうとする観光客の方が多かったですね。
淀駅に植えられている河津桜には、メジロもたくさんやって来てました。
まだ寒い日でしたが、河津桜を見て春の到来を感じましたね。
3月23日
3月23日は、京都市中心部の早咲きの桜を見に行きました。
六角堂
京都市中京区の六角堂では、御幸桜が満開になっていました。
まだ花の色が真っ白の状態でしたね。
その他の枝垂れ桜も満開で、六角堂の境内全体がとても華やかでした。
本満寺
京都市上京区の本満寺では、枝垂れ桜が満開でした。
大きな枝垂れ桜が空から降り注ぐように咲く姿が、とても美しかったですね。
ただ3月24日以降は、枝垂れ桜の周囲にロープが張り巡らされ、近くに寄れなくなったそうです。
マナーの悪い人がいて、枝垂れ桜に近づけないようにしたとの噂です。
京都では、拝観や写真撮影ができなくなっているところが増えてきてますから、マナーを十分に意識しないといけませんね。
2月23日は、以下の桜の名所にも訪れています。
3月26日
3月26日は上京区と伏見区を中心に桜を見に行きました。
平野神社
京都市北区の平野神社では、魁桜(さきがけさくら)が見ごろを迎えていましたね。
桜苑でも、枝垂れ桜が見ごろでした。
でも、ソメイヨシノはまだ見ごろ前でした。
立本寺
京都市上京区の立本寺では、枝垂れ桜もソメイヨシノも満開になっていました。
八重紅枝垂れ桜も咲き始めており、今年の桜の開花の早さを実感しましたね。
伏見稲荷大社
二条駅からJRに乗車し伏見へ向かいました。
伏見稲荷大社では、外拝殿(げはいでん)近くの紅枝垂れ桜が満開となっていました。
ソメイヨシノはまだ見ごろ前でしたが、ヤマザクラは散り始めていましたね。
参拝者が多く、年々、人気が高まっています。
以前は、桜を見に伏見稲荷大社に参拝する人は少なかったんですけどね。
なお、3月26日には以下の桜の名所にも訪れています。
3月28日
3月28日は醍醐方面にお花見に出かけました。
醍醐寺
醍醐寺では、枝垂れ桜もソメイヨシノも満開で、境内のどこを見ても桜色でいっぱいでした。
以前は、霊宝館の桜を見に来る人は少なかったのですが、この日は霊宝館も人がいっぱいでしたね。
三宝院や伽藍も人が多く、醍醐寺が京都屈指の桜の名所であることを再認識しました。
勧修寺
京都市山科区の勧修寺(かじゅうじ)では、観音堂周囲のソメイヨシノが満開になっており、美しい桜風景を見ることができました。
勧修寺は、2018年春のJR東海のキャンペーン寺院となっていたこともあり、比較的多くの観光客や旅行者の方が訪れていました。
普段は入れない宸殿(しんでん)の中で、様々な展示物を見れたのも貴重な体験でした。
勧修寺の後は、近くの吉利倶八幡宮(きりくはちまんぐう)にも桜を見に行っています。
3月30日
3月30日は、井手町、宇治市、八幡市の桜を見に行ってきました。
玉川堤
井手町の玉川堤では、1.5kmに渡って桜並木が満開になっていました。
この日は、晴天で、特に満開の桜並木が美しく感じましたね。
玉川堤の桜は、初めて見たのですが、また行きたくなるすばらしい桜風景でしたよ。
周辺ののどかな景色も素敵です。
平等院
玉川堤の後はJRに乗って宇治に向かいました。
平等院では、まだ3月なのに八重紅枝垂れ桜が満開になっていて驚きました。
ソメイヨシノも満開でしたが散り始めており、桜が後半に入ってきているのを感じましたよ。
それにしても、鳳凰堂前は人が多いですね。
背割堤
宇治の次は京阪電車に乗って八幡市の背割堤(せわりてい)を訪れました。
こちらも、玉川堤と同じように堤防沿いにたくさんの桜が植えられており、ちょうど満開となっていました。
背割堤は、近年、桜の名所として知られるようになってきたため、お花見客がとても多かったです。
3月30日に訪れたその他の桜の名所は以下になります。
4月2日
4月2日は叡山電車に乗って京都市左京区を中心に桜を見に行ってきました。
妙満寺
妙満寺では、枝垂れ桜が満開見ごろとなっていました。
早咲きの枝垂れ桜はすでに見ごろを過ぎていましたが、八重紅枝垂れ桜の藤右衛門桜が美しい姿を見せてくれましたね。
妙満寺は、本堂から眺める比叡山も見事なのですが、この日は空気が霞んでいて比叡山がくっきり見えませんでした。
上賀茂神社
妙満寺の後は、京都バスと市バスを乗り継ぎ上賀茂神社へ。
この日は、御所桜は終わっていましたが、斎王桜、風流桜、みあれ桜が満開となっていました。
特に斎王桜は、多くの花を咲かせており、例年以上に美しく見えましたよ。
ソメイヨシノや陽光桜もきれいで、多くの人がお花見を楽しんでいましたね。
この日は、京都府立植物園にも桜を見に行っています。
4月4日
4月4日は、地下鉄の1日乗車券を購入して沿線沿いの桜を見て廻りました。
毘沙門堂
毘沙門堂では、桜が見ごろを終えており、境内に花弁がたくさん散っていました。
1日前には、まだ見ごろを保っていたようなんですけどね。
毘沙門堂の後は、山科疎水の桜も見に行きましたが、こちらも見ごろ過ぎの状態でした。
二条城
京都市中京区の二条城では、ソメイヨシノは見ごろを過ぎていましたが、八重紅枝垂れ桜と里桜が見ごろになっており、城内全体で美しい桜風景を観賞できました。
城内北側では、イベントも行われており、優雅なお花見を楽しまれている方がたくさんいましたよ。
城南宮
京都市伏見区の城南宮でも、八重紅枝垂れ桜が見ごろとなっていましたね。
城南宮は、桜を見に訪れる人が少なかったので、落ち着いてお花見できました。
4月10日
2018年最後のお花見は、4月10日でした。
いつもなら、まだこれから遅咲きの桜を見て廻るのですが、今年は4月10日以降に雨が降ったこともあり、この日でお花見を終了することにしました。
4月10日に訪れたのは京都市中心部の遅咲きの桜の名所です。
平野神社
平野神社では、桜花祭が行われており、境内は多くの参拝者で賑わっていました。
桜は、楊貴妃や須磨浦普賢象など遅咲きの桜がチラホラ咲いている程度でしたね。
京都御苑
京都御苑では、近衛邸跡の遅咲きの糸桜と出水の小川付近の八重桜が見ごろとなっていました。
京都御苑では、遅咲きの桜がこれからもっと華やかになりそうな感じで、もうしばらくはお花見を楽しめそうでした。
新緑もきれいでしたね。
まだ、4月10日ですが、季節が初夏に移りゆくのを感じましたよ。
4月10日には、以下の桜の名所も訪れています。
- 北野天満宮で見ごろを迎えた遅咲きの桜・2018年
- 千本釈迦堂の遅咲きの桜が満開・2018年
- 千本ゑんま堂で見ごろを迎えた普賢象桜・2018年
- 雨宝院の散りゆく桜と春の花・2018年
- 白峯神宮の遅咲きの桜・2018年
2018年の桜は、パッと咲いてパッと散り、お花見期間はとても短かったです。
でも、ソメイヨシノが咲いている期間は、晴天が続いたので、どこに桜を見に行ってもきれいでしたね。
昨年は曇りや雨の日が多かったので、今年は桜がより美しく感じました。
花の咲き具合も例年より良かったように思えますから、2018年の京都の桜は当たり年だったと思います。
また来年も、今年のようなきれいな桜が見れたら良いですね。
今年は、電車やバスを使って桜の名所間を移動することが多かったです。
普段は1ヶ所目当ての観光名所に訪れ、その後に歩いて行ける周辺の観光名所を廻っています。
今年も歩いて桜の名所を廻ろうと思ってましたが、桜が満開になり、そして散るのが早かったため、見ておきたい桜の名所を翌日以降に訪れると散ってしまっている可能性があったことから、電車やバスを使って移動しました。
でも、このような観光の仕方は、あまりおすすめできません。
移動時間がもったいないですからね。
なお、桜の写真は京都桜photoにも掲載していますので、来年以降のお花見の計画の際にでもご覧になってください。