桜が咲き始めた常照寺・2014年

4月初旬に京都市北区の鷹峯にある常照寺を訪れました。

鷹峯は、紅葉が有名なところですが、常照寺は桜もきれいなお寺です。

秋に比べると、春の参拝者はとても少なく、桜の名所の中では、穴場と言えるでしょう。

ソメイヨシノは5分咲き程度

市バス停「鷹峯源光庵前」から1分ほど歩いて、常照寺の入口にやってきました。

人の姿がありません。

入口

入口

桜も、まだ少ししか咲いていません。

参道を進み中ほどまで来ると、5分咲き程度まで開花が進んだソメイヨシノがありました。

参道のソメイヨシノ

参道のソメイヨシノ

常照寺は、京都市の北の方にあるので、中心部に比べると、やはり開花が遅いですね。

吉野門近くのソメイヨシノも咲き始めて間もないようです。

吉野門

吉野門

ちなみに吉野門は、江戸時代の芸妓の吉野太夫が寄進したものです。

八重紅枝垂れ桜は咲きはじめ

吉野門をくぐると、目の前には本堂が建っています。

本堂

本堂

その脇に受付があるので、拝観料300円を納めます。

最初は、書院で常照寺と吉野太夫を紹介したビデオを見ます。

上演時間は約15分ほど。以前に訪れた時も見ているので、今回で2回目になります。

ビデオの中では、満開の桜が映っていました。

それを期待して訪れたのですが、時期が早すぎたため、どの桜も、咲き始めといった感じでしたよ。

ビデオを見た後は、本堂にお参りを済ませ、境内を散策。

最初に向かったのは鬼子母神堂です。

鬼子母神堂近くの八重紅枝垂れ桜

鬼子母神堂近くの八重紅枝垂れ桜

この付近には、八重紅枝垂れ桜が数本植えられており、最も開花が進んでいるもので3分咲きといった感じでした。

もともと八重紅枝垂れ桜は、ソメイヨシノが終わりに近づくころに見ごろを迎えるので、4月初旬だと時期が早すぎましたね。

それでも、鬼子母神堂から、来た道を振り返ると、まずまず華やかでしたよ。

鬼子母神堂からの眺め

鬼子母神堂からの眺め

枝垂れ桜に近づくと、意外に多くの花が咲いていました。

八重紅枝垂れ桜のアップ

八重紅枝垂れ桜のアップ

咲き始めなので、色が濃くみずみずしさもありますね。

休憩所となっている聚楽亭付近の桜は、まだ咲き始めたばかり。

聚楽亭付近

聚楽亭付近

1分咲きともいえないですね。

それでも、枝垂れ桜の枝に近づくと、きれいに咲いている花がありました。

梅もまだ散らずに残っていたので、白梅と八重紅枝垂れ桜の共演を見ることができました。

白梅と八重紅枝垂れ桜

白梅と八重紅枝垂れ桜

白馬観音が祀られている敷地内の桜は、他と違って見ごろ過ぎのようでした。

白馬観音と桜

白馬観音と桜

吉野太夫のお墓付近のソメイヨシノは見ごろ。

吉野太夫のお墓近くのソメイヨシノ

吉野太夫のお墓近くのソメイヨシノ

墓地に植えられている桜なので、あまり良い景色とは言えません。

なので、アップで桜を撮影しました。

ソメイヨシノのアップ

ソメイヨシノのアップ

最後に常富大菩薩堂近くのソメイヨシノを見て、常照寺を後にしました。

常富大菩薩堂近くのソメイヨシノ

常富大菩薩堂近くのソメイヨシノ

なお、常照寺では、4月の第2日曜日に吉野太夫花供養が行われます。

この頃になると、八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えているでしょう。

当日の入門にはお茶券が必要です。

書院でビデオを見ている時にちらっとお茶券の案内を見たら、前売りで4,500円と書かれていました。

「0」がひとつ多いのではないかと目を疑ったのですが、そんなことはありませんでした。

なお、当日券は5,000円とのこと。

お花見が目的なら第2日曜日前後の日を選んで参拝した方が良さそうですよ。

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