千本釈迦堂の遅咲きの桜が満開・2018年

4月上旬。

京都市上京区の千本釈迦堂にお参りしました。

千本釈迦堂には、3月下旬にも桜を見に訪れていますが、今回は遅咲きの桜を見るために参拝しました。

例年だと、まだソメイヨシノが咲いている時期ですが、2018年は桜の開花が早かったため、京都市内ではすでにソメイヨシノが見ごろを終え、代わって遅咲きの桜が見ごろを迎えています。

満開の普賢象桜

千本釈迦堂は、京福電車の北野白梅町駅から北東に徒歩約10分の場所に建っています。

市バスだと「上七軒」から北に徒歩約5分です。

西側の門から境内に入ります。

すると、普賢象(ふげんぞう)が白い花をたくさん咲かせ満開になっていました。

本堂の普賢象桜

本堂の普賢象桜

千本釈迦堂は、この普賢象越しに見る本堂が、落ち着きがあって好みなんですよね。

普賢象を間近で観賞。

普賢象桜のアップ

普賢象桜のアップ

普賢象は、下向きに花を咲かせ、中心から2本のめしべが長く伸びています。

そのめしべが、普賢菩薩が乗るゾウの鼻に似ていることから、その名がつきました。

千本釈迦堂にあるこの普賢象ですが、私は、以前からこの桜は松月ではないかと思っています。

普賢象も松月も、とてもよく似ていますが、普賢象の葉は茶色で、松月の葉は緑色をしています。

そして、千本釈迦堂のこの桜の葉は緑色なので、松月ではないかと思うのです。

でも、お寺の説明書には普賢象と書かれているので、普賢象なのでしょうね。

その他の八重桜も満開

それでは、本堂の釈迦堂にお参りをしましょう。

本堂脇でも、やや紅色が濃い八重桜が満開になってました。

八重桜と本堂

八重桜と本堂

後ろのカエデも、黄緑色の新緑がとてもきれいですね。

八重桜と新緑

八重桜と新緑

3月下旬に満開だった枝垂れ桜の阿亀桜(おかめさくら)は、すでに葉だけとなっていました。

その代り、隣に植えられている関山(かんざん)が、紅色の八重の花をたくさん咲かせていましたよ。

関山桜と本堂

関山桜と本堂

関山は満開になると、非常にボリュームがあるので見ごたえがあります。

満開の関山桜

満開の関山桜

緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)も咲いていました。

御衣黄桜のアップ

御衣黄桜のアップ

御衣黄は、遅咲きの桜の中でも開花時期が遅めなのですが、4月上旬で多くの花を咲かせていました。

本当に今年の桜は、咲くのが早いですね。

もう一度、普賢象を見に行きます。

今度は、本堂を横に見ながらの普賢象の観賞です。

横から見る本堂と普賢象桜

横から見る本堂と普賢象桜

やっぱり、青空の下で見る桜はきれいですね。

境内では、ピンク色の椿もたくさん咲いていましたよ。

椿のアップ

椿のアップ

何枚あるのか数えられないほど多くの花弁ですね。

しかし、この椿も見ごろが終わりに近づいているようで、境内にはピンク色の花弁がたくさん散っていました。

境内に散る椿

境内に散る椿

なんとも、はかない風景であります。

千本釈迦堂の遅咲きの桜は、例年だと4月20日頃までは楽しめるのですが、今年はもう少し早くに見ごろを終えそうです。

なお、千本釈迦堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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