京都の桜散策コース-建仁寺、円山公園、知恩院編

京都市東山区には、数多くの桜の名所があります。

その中でも、建仁寺、円山公園、知恩院は、繁華街の祇園近くの便利な場所にあり、ちょっと桜を見に行こうと思った時に気軽に訪れることができます。

なので、春にショッピングや食事などで祇園にお越しの際は、ふらっと立ち寄って見るのも良いでしょう。

建仁寺

京都駅から祇園に行くには、市バスの100系統なら「祇園」で下車、206系統なら「東山安井」で下車するのが便利です。

電車を使う場合は、JRで東福寺駅まで行って京阪電車に乗り換え、祇園四条駅で下車してください。

東山安井からだと西に徒歩約5分、祇園からだと南西に徒歩約5分、祇園四条駅からだと南東に徒歩約5分で建仁寺に到着します。

建仁寺は、広い境内を持つ禅寺で、境内の様々な場所にソメイヨシノや枝垂れ桜が植えられています。

建仁寺

建仁寺

東山の桜の名所の中では、比較的観光客が少な目なのが建仁寺の良いところですね。

立派なソメイヨシノが植えられているのですが、あまり桜の名所としては知られていないようです。

建仁寺は、境内に入るだけなら拝観料は必要ありません。

庭園を鑑賞する場合は、拝観料800円が必要です。

円山公園

建仁寺で桜を見た後は北東に10分ほど歩いて円山公園に向かいましょう。

円山公園は、東山を代表する桜の名所で、特に枝垂れ桜が多く植えられています。

開花時期は、ソメイヨシノよりも若干早め。

その枝垂れ桜の中でも、公園の中央に植えられている祇園枝垂れ桜はとても背が高く、円山公園の象徴とも言える存在です。

円山公園

円山公園

花の咲き具合は、その年によって多かったり少なかったりしますが、たくさんの花を咲かせた姿は、大勢の観光客を魅了します。

もちろん、公園内でソメイヨシノも見られます。

祇園枝垂れ桜の近くは、大変混雑しますが、公園の東の方は比較的人が少なめで、落ち着いてお花見できます。

また、円山公園ではライトアップも行われるので、祇園や河原町での夕食後に夜桜を見に行くのもおすすめです。

なお、2024年のライトアップは、3月23日から4月14日です。

拝観料などは特に必要ありません。

知恩院

円山公園でお花見をした後は、北隣に建つ知恩院に向かいましょう。

知恩院は、入り口に大きな三門が建っています。

三門の近くにはソメイヨシノが植えられているので、境内に入る前に三門と桜をじっくりと眺めましょう。

知恩院には境内にも桜が植えられていますが、友禅苑と方丈庭園の桜は見ておきたいですね。

知恩院

知恩院

友禅苑には枝垂れ桜が植えられています。

満開になった枝垂れ桜と三門を同時に見上げるのがおすすめ。

また、方丈庭園にも枝垂れ桜が植えられており、立派な方丈と一緒に見る桜も京都らしさを感じられますよ。

他にも勢至堂の近くに桜が植えられているので見ておきたいですね。

友禅苑の拝観料は300円、方丈庭園の拝観料は400円ですが、両方の共通拝観券だと500円とお得になっています。

なお、2024年は3月23日から4月3日まで春のライトアップが実施されており、拝観料は800円です。

3ヶ所の所要時間は、建仁寺が30分、円山公園が30分、知恩院が1時間程度です。

それぞれの移動の合計時間が30分、京都駅と祇園との往復に1時間、昼食に1時間かかりますから、散策時間は合計4時間30分です。

円山公園でお弁当を食べるようにすれば、30分は時間を短縮できますね。

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