右京区一覧

野宮神社の紅葉・2014年11月17日の状況

11月17日に京都市右京区の嵯峨野に建つ野宮神社(ののみやじんじゃ)に紅葉を見に行ってきました。 例年ならまだ紅葉の見ごろにはやや早い時期。 でも、2014年の秋は、例年よりも気温が低い日が多かったので、いつもより早めに紅葉し始めるのではないかと思い、この日を選んで野宮神社を訪れました。

釈迦堂の裏で染まりゆく紅葉・清凉寺

11月中旬。 京都市内の各地で、そろそろ紅葉が見ごろを迎えだす頃ですね。 さて、私は右京区の嵯峨野に建つ清凉寺(せいりょうじ)を訪れました。 境内には多くのカエデが植えられているので、この時期に一度は紅葉狩りを兼ねてお参りしておきたいお寺です。

保津峡を開削した角倉了以の屋敷跡

京都府亀岡市の保津峡を川下りする保津川下りは、観光客の方に人気があります。 保津川下りは、JR亀岡駅近くから嵐山の渡月橋までの約16kmを2時間かけて下ります。 このような遊びができるのは、江戸時代に角倉了以(すみのくらりょうい)が保津峡を開削してくれたからなんですよね。

龍安寺にある水戸光圀寄進の蹲踞の文字の読み方

京都市右京区の世界遺産に登録されている龍安寺(りょうあんじ)は、虎の子渡しの庭と呼ばれる枯山水庭園で有名です。 多くの拝観者の方は、これを見ることが目的なのですが、実際に庭園を見て、想像していたよりも小さいと思うのではないでしょうか。 それでも、お目当ての石庭を見ることができたからか、満足げな表情で建物から出てますので、庭園鑑賞を満喫されてるんでしょうね。 でも、龍安寺に来て、石庭だけを見て帰るのはもったいないです。 石庭の反対側の庭には、水戸光圀が寄進した蹲踞(つくばい)があるので、これも見ておきたいですね。

宸殿がある京都のお寺を集めました

京都を観光する場合、お寺を拝観することが多いと思います。 お寺といっても、宗派が異なっていると、建っている建物にも違いがあるわけで、どこでも同じものを鑑賞できるわけではありません。 私がこれまで京都のお寺に参拝して、立派な建物だなと感じたのは宸殿(しんでん)ですね。 宸殿は、皇室関係者が代々住職を勤めてきた門跡寺院(もんぜきじいん)特有の建物で、格式が高いのが特徴です。 今回の記事では、私がこれまでに見たことがある京都の門跡寺院の宸殿を紹介します。

京都の庶民のはかない思いが地名となった化野

京都には、難読地名がたくさんあります。 蛸薬師(たこやくし)を一見して読める方は、なかなかの京都通と言えるのではないでしょうか。 でも、京都通の方でも、化野をすぐに読める方となると、その数は、かなり減りそうです。 「ばけの」や「かの」、「けの」と読んでしまいそうですが、化野と書いて「あだしの」と読むのが正解です。 化野は、京都市右京区の嵯峨野の北にある地名です。 いったい、なぜ、このような変わった名がついたのでしょうか。

西院春日神社の藤・2014年

京都市右京区の西院に建つ西院春日神社は、藤の名所です。 藤の見ごろ時期は、大体ゴールデンウィーク中ですね。 私が西院春日神社にお参りをしたのは、4月末でした。 藤を観賞するには、ちょうど良い頃。

後醍醐天皇の崩御と天龍寺の造営

延元3年(1338年)5月の北畠顕家の戦死と7月の新田義貞の戦死で、南朝は大きな打撃を受けました。 すでに楠木正成も名和長年もこの世にはいないので、南朝の主だった武将はほとんどいなくなりました。 そのような中、延元4年8月16日に後醍醐天皇もこの世を去りました。

嵯峨野の滝口寺にある新田義貞の首塚

延元2年(1337年)3月に新田義貞の嫡子の義顕と尊良親王(たかながしんのう)がたてこもる敦賀の金ヶ崎城が足利高経によって落とされました。 金ヶ崎城には新田義貞もいたのですが、落城の1ヶ月前に脇屋義助と洞院実世(とういんさねよ)とともに杣山城(そまやまじょう)へ脱出しています。 足利軍は、捕えた恒良親王(つねながしんのう)から、義貞は自害して果てたと聞かされていたので、これで一安心と思っていました。