7月上旬に京都市上京区の梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝しました。
萩の宮とも呼ばれる当社は、9月の萩が有名。
梅雨の終わりは、花は咲かないものの、青々とした葉が境内を覆い、一面が緑色になります。
ムクゲとアジサイ
梨木神社には、地下鉄の今出川駅から南東に約8分歩くと到着します。
京都御苑の東側ですね。
寺町通に面する入り口にやって来ると、アジサイの花はすでに色褪せ、花が葉と同化しそうな状態に。

入口
7月に入ると、一気にアジサイは元気を失っていく。
代わって、鳥居の正面に植えられたムクゲが上向きにピンクの花を咲かせ、夏の日射しを体いっぱいに浴びようとしていました。

ムクゲ
でも、この日は曇り空。
参道に入ります。
両脇は、萩とカエデが参拝者に覆いかぶさろうとするかのように枝を伸ばし、葉がうっそうと茂る。

参道
手入れをしなければジャングルになりかねないほど、生命力がみなぎっていますね。
参道の中ほどにあるCaffee Base NASHINOKIの前では、アジサイの花が2玉。

アジサイとCaffee Base NASHINOKI
そよいでくるコーヒーの香りに染められることなく、純白を保つ姿が清らか。
湿り気を感じる境内の緑
参道を神門の近くまで歩いてくると、左手に背の高い愛の木が現れます。

愛の木
周囲にカエデの木が多いので、高さのわりには目立たないものの、典型的な緑色が目の疲れをほぐしてくれる。
名水の染井が流れ落ちる手水鉢の縁にも、2つのアジサイが添えられ梅雨を演出していました。

染井
花びらが傷み始めているものの、薄い青色が涼し気で、見ているだけで額の汗が渇いてきそう。
神門をくぐった正面には、拝殿が建ち、その右側一帯では人の背ほどに育った萩が整列。

拝殿
気温が高まるにつれて深まっていくかのような暗緑色の葉が、曇天の下では潤って見えますね。
拝殿の後ろには、萩に包まれそうになりながら本殿が建っているのでお参り。

本殿
祭神は、江戸時代後期の公卿の三条実万(さんじょうさねつむ)とその子の三条実美(さんじょうさねとみ)。
創建されたのは明治時代と、京都の神社の中では新しいものの、今天神と称された三条実万ですから、学業成就のご利益を大いに期待できそうですよ。
頭が良くなるように祈願しておきましょう。
境内は木々の緑に囲まれ、それが熱を吸収してくれているように感じられます。

境内
時折、参拝者の姿が見られることがありましたが、無人に近い状態だったことも、暑苦しく感じない理由でしょう。
ただ、風がなかったので、涼しいとまでは言えない。
神門から参道に出ると、慌て者の萩が、赤い小さな花らをちらほらと咲かしていました。

萩と神門
今年は5月が暑かったので、もう秋が来たと勘違いしたのでしょうか。
染井の近くに置かれたベンチに腰掛け、しばらく休憩。
ちょろちょろ流れる音を聞きながら、耳で涼を感じていると、地元の方が水を汲みにやって来る。
100円を賽銭箱に入れれば、誰でも染井を汲めるので、参拝時は、空の水筒かペットボトルを持参するのもおすすめ。
汗がひいたので、そろそろ立ち上がり、梨木神社から出ることに。
アスファルトが敷かれた寺町通は、境内より暑く感じる。
梨木神社では、今年の春に行われた「雅楽の音色とともに平安絵巻の世界へ」というライトアップが、今秋にも開催予定だそうです。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。