七福神。
それは、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋尊、寿老人、弁財天の福徳をもたらす7柱の神さまの総称。
京都市内には、七福神のいずれかを祀っているお寺や神社はよくありますが、全員集合しているところは意外と見つけるのが難しいです。
そこで、今回の記事では、七福神が全員集合している京都市内の寺社を紹介します。
赤山禅院
京都市左京区の赤山禅院(せきざんぜんいん)は、延命と富貴の神さまである赤山明神を祀るとともに都七福神めぐりの福禄寿を祀っているお寺です
参道は都七福神めぐりののぼりが立ち並び、境内の一角には、茶色いお姿の七福神が勢ぞろい。

赤山禅院の七福神
赤山明神は、売掛金回収や商売繁盛のご利益も授けてくれると信仰されていますから、七福神とともに拝んでおけば、事業の発展が期待できそうですね。
天龍寺
京都市右京区の嵐山に建つ世界遺産に登録されている天龍寺も、七福神が勢ぞろいしています。

天龍寺
天龍寺の七福神が変わっているのは、寿老人と布袋尊の代わりに不動明王と稲荷神が含まれていること。
毎年、節分の日には天龍寺七福神めぐりが行われ、以下の天龍寺内のお寺でそれぞれの神さまにお参りできます。
- 松厳寺=福禄寿
- 慈済院=弁財天
- 弘源寺=毘沙門天
- 永明院=恵比須神
- 三秀院=大黒天
- 寿寧院=不動明王
- 妙智院=稲荷神
普段、お参りできないお寺もあるので、七福神すべてを拝むなら、節分の日に参拝することをおすすめします。
行願寺
京都市中京区の行願寺は、西国三十三所観音霊場巡りの第19番札所であるとともに都七福神めぐりの寿老神も祀っています。
そして、寿老神堂の北側で七福神が全員集合。

行願寺の七福神
夏にはハス、秋にはフジバカマが境内に並び、それらの花ととともに拝む七福神は、季節ごとに違った表情を見せてくれます。
フジバカマが見ごろを迎える10月には、七福神が招き寄せたかのようにアサギマダラも飛来。
中央に寿老神ではなく、弁財天を立てているのが奥ゆかしい。
上徳寺
京都市下京区の上徳寺は、世継地蔵が有名なお寺で、地蔵堂の西側で七福神が整列しています。

上徳寺の七福神
何かの七福神めぐりに指定されているわけではありませんが、「幸運をもたらす七福神」として参拝者に笑顔を振りまく七福神。
全員が3頭身というのが、かわいらしく、子供たちにも親しまれそうなお姿をしていますね。
泉涌寺
京都市東山区の泉涌寺(せんにゅうじ)は、御寺と呼ばれる皇室とも関係が深いお寺ですが、毎年成人の日には庶民が参加する泉山(せんざん)七福神めぐりが催されます。

泉涌寺
七福神が祀られているのは以下の塔頭(たっちゅう)寺院で、普段からお参りできます。
- 即成院=福禄寿
- 戒光寺=弁財天
- 観音寺=恵比寿神
- 来迎院=布袋尊
- 雲龍院=大黒天
- 悲田院=毘沙門天
- 法音院=寿老人
また、番外として、新善光寺に愛染明王、泉涌寺に楊貴妃観音も祀られており、これらも合わせると九福神となり、大いに福徳のご利益を授けてもらえそうです。
泉涌寺境内はとても広いので、1日楽しめますよ。
伏見稲荷大社
京都市伏見区の商売繁盛で有名な伏見稲荷大社には、お山めぐりの終わり近くに七福神ののぼりがたくさん並び、末永大明神と刻まれた石が祀られています。

伏見稲荷大社の七福神
七福神と刻まれた石も祀られており、それら石の前では、小さな七福神がいっぱい。
伏見稲荷大社の本殿からは離れた場所ですが、お山めぐりをした際には福徳を授かるために拝んでおきましょう。
藤森神社
京都市伏見区の藤森神社(ふじのもりじんじゃ)には、本殿の東側に藤森七福神が祀られています。

藤森七福神
5月5日に催される藤森祭において、元禄時代(1688-1704年)前期まで七福神行列が行われていました。
その行列復活を祈念し鎮座千八百年祭に氏子総代より奉納されたのが、この藤森七福神。
現在は、七福神行列が5月5日に行われているので、この時に合わせて藤森七福神を拝んでおけば、大いに福運を授かれることまちがいないでしょう。
田中神社
京都市伏見区の横大路に鎮座する馬の神さまと虫の神さまの田中神社には、拝殿の東側に石に刻まれた七福神がいらっしゃいます。
きっと、その見事な彫刻に誰もが見入ってしまうはず。

田中神社の七福神
田中神社と七福神の関係はよく知りませんが、当社の七福神の彫刻は一見の価値あり。
ぎゅうぎゅう詰めの七福神が、たっぷりと福徳財運のご利益を授けてくれそう。
参拝者がほとんどいないので拝み放題ですよ。
以上が、京都市内で見つけた七福神が全員集合している寺社です。
七福神にまとめてお参りしたい方は、ぜひこれらの寺社に拝みに行ってください。
また七福神が全員集合しているお寺や神社を見つけた際は、この記事に追記します。