11月中旬に京都市右京区の天龍寺の紅葉を見た後、常寂光寺(じょうじゃっこうじ)に参拝しました。
常寂光寺も、嵯峨嵐山で有名な紅葉名所で、11月には多くの旅行者や観光客の方が訪れます。
私も紅葉を見に常寂光寺に訪れたことがありますが、それは9年も前のこと。
今回、久しぶりに常寂光寺の紅葉を見たくなったので、参拝していくことにしました。
仁王門近くで光り輝く紅葉
天龍寺を出て竹林の小径を歩き、小倉池を越えて常寂光寺の山門の前にやってきました。
常寂光寺の最寄り駅は、京福電車の嵐山駅です。
駅からは、北西に徒歩約15分です。
JR嵯峨嵐山駅からだと西に徒歩約17分です。
山門から中の様子を窺うと、真っ赤に輝くモミジが見えました。
近くを通りかかった人は、この光景を見て山門に吸い込まれていきます。
常寂光寺の拝観料は500円です。
拝観料を納め、すぐに参道の奥に進みたいところですが、いったん左の石段を上がり南側の展示場にやってきました。
展示場近くの紅葉も、非常にきれいなのですが、ここに来る人はほとんどいません。
大混雑する11月の常寂光寺境内で、一息つける場所でもあります。
参道に戻ります。
仁王門前のカエデがオレンジ色に輝き、まるで夕方になったようです。
時刻は午後2時頃。
日は西に傾き始めていますが、空はまだ明るいです。
まるで暖色系のライトを上から照らしたようになっていましたよ。
混雑する仁王門をくぐり、石段を上ります。
そして、登ってきた石段を振り返り、紅葉と仁王門を見ろします。
ここからの眺めも見事であります。
本堂から多宝塔へ
石段を上った先に本堂が建っているので、お参りをしましょう。
本堂の前も、紅葉が見ごろです。
この辺りも人が多いですね。
常寂光寺の境内は、小倉山の斜面を登るように諸堂が建っています。
本堂の裏庭の紅葉を見た後、妙見堂近くの竹林にやってきました。
緑色の竹林越しに見る紅葉は、爽やかな美しさがあります。
小倉山を登っていきます。
中腹には、多宝塔が建ち、その後ろの紅葉も見ごろでした。
日影になっていたため、紅葉の赤色がわかりにくいですが、肉眼で見るときれいな赤色でしたよ。
鐘楼から仁王門へ
境内の一番高い場所から京都市街を眺めた後、小倉山を下りていきます。
多宝塔の近くには開山堂も建っているので、こちらも見ておきましょう。
さらに石段を下り、本堂の近くに戻ってきました。
本堂の正面付近に建つ鐘楼と一緒に見る紅葉。
日当たりが良く、鮮やかな赤色に染まっていました。
鐘楼の近くに植えられているイチョウの黄葉も美しいです。
ただ、イチョウは、散り始めており、枝に残っている葉は半分ほどに減っていました。
でも、地面には、金色のじゅうたんができ、こちらもきれいでしたよ。
赤色のモミジと一緒に見るイチョウの葉も美しいです。
鐘楼から石段を下り、仁王門の前に戻ってきました。
背の高いカエデの木は、上の方が真っ赤に色づき、まさに紅葉が真っ盛りでした。
常寂光寺の紅葉は、11月中旬で見ごろになっていました。
竹林の辺りは、まだ青葉が残っていたので、これから見ごろになっていくでしょう。
11月21日から23日までは、美しい紅葉を楽しめそうですよ。
なお、常寂光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。