12月10日に雪の降る中、名残りの紅葉を見に行きました。
訪れたのは、京都市左京区の吉田山界隈です。
この辺りは、京都大学があり、とても活気がありますが、吉田山には、あまり人が訪れないようで、山中は静寂に包まれていました。
吉田神社
吉田山は、京阪電車の出町柳駅から東に15分ほど歩くと到着します。
学生であふれた京都大学を過ぎて、吉田山のふもとへ。
吉田山には、吉田神社が建っています。
参道の紅葉は、もう終わりかけ。
モミジが全て散ってしまうのも時間の問題ですね。
吉田神社境内にある龍澤池のモミジは、真っ赤な状態を保っていました。
池には、たくさん落ち葉が浮かんでいましたが、まだ見ごろと言えるでしょう。
吉田神社の境内を抜けて吉田山の山頂に向かいます。
山頂には、竹中稲荷神社が建っています。
こちらの紅葉はほとんど終わっていました。
宗忠神社
竹中稲荷神社の次は、その向かいに建つ宗忠神社へ。
ここは、それほど紅葉が多くはありません。
境内の神井戸近くのモミジは、ほとんど終わり。
ちなみに神井戸は、赤木忠春が空井戸に御神水を注ぐと水が湧きだしたと伝えられています。
石段には、まだ赤いモミジがちらほらと残っていました。
この石段を下りる時は、鳥居付近の逆立ちしている狛犬もしっかりと見ておきましょう
真如堂
宗忠神社の石段を下りてまっすぐに進むと、真如堂の赤門が現れます。
紅葉の名所の真如堂も12月になると、ほとんどの木が枝だけの状態になっていますね。
赤門の近くは、びっしりと敷き紅葉ができていました。
赤門をくぐり、参道を進むと、三重塔の下にも敷き紅葉ができていました。
上の写真ではわかりにくいですが、三重塔の近くは黄色いイチョウの落ち葉で、手前はモミジが敷き詰められています。
実際に見ると、地面の色が黄色から赤色に変わっていく景色が、とてもきれいなのですが、写真だとうまく表現できませんでした。
鐘楼の前のモミジは、まだ半分くらい残っていました。
でも、風が吹けば、全て散ってしまいそうな感じです。
間もなく、地面が落ち葉に埋め尽くされそうです。
本堂の裏にある萬霊堂の近くに見事な敷き紅葉ができていました。
誰も中に入ることができないので、全く荒らされていません。
紅葉が終わるのは悲しいですが、こういった風景が見れるのも、12月ならではですね。
以上、吉田山界隈の名残の紅葉でした。