12月10日に京都市左京区の吉田山界隈の名残りの紅葉を見た後、そこから東に進み哲学の道にやってきました。
哲学の道界隈にも紅葉の名所がいくつもあり、11月には多くの観光客の方で賑わいます。
さすがに12月に入ると、紅葉の盛りも過ぎており、哲学の道は、静けさを取り戻していました。
きっと紅葉の名所も同じように人が少なくなって、静かになっていることでしょう。
安楽寺
哲学の道界隈で最初に訪れたのは、安楽寺です。
安楽寺は、哲学の道の中間地点あたりから1本東の道路沿いに建っています。
安楽寺の入口前に到着。
目の前には晩秋の景色。
茅葺屋根の山門と終わりかけの紅葉がよく似合っています。
石段脇の敷き紅葉も晩秋のもの悲しさにぴったりです。
石段に降り積もったモミジを脇に寄せたのでしょうか。
こんもりとした落ち葉がとても印象的でしたよ。
法然院
安楽寺の次は、その北に建つ法然院へ。
法然院は紅葉の始まり頃に訪れているのですが、哲学の道に来たので、ついでに今回も寄ってみることにしました。
石段下には、敷き紅葉ができていました。
こちらも安楽寺と同じようにほとんど紅葉が終わっているようですね。
参道を進み、苔むした山門をくぐって境内へ。
白沙段の上に浮かんでいたモミジもすっかりと落ちてしまい、今はほとんど枝だけの状態となっています。
石塔の近くは、まだモミジが残っていましたが、もうほとんど終わりかけの状態。
青葉も残っていましたが、真っ赤に色付く前に散ってしまいそうです。
大豊神社
法然院から出た後は、哲学の道を南へと進みました。
そして、到着したのは大豊神社です。
大豊神社には、紅葉を見に行ったわけではありません。
ここは、境内に狛犬ならぬ狛鼠、狛猿、狛雉がいることで知られています。
お稲荷さんも祀られているので、狐もいますね。
2012年9月に彼らの他に新たにヘビも加わりました。
2013年の干支が巳ということで、奉納されたようです。
狛ヘビとは言わず、狛巳というそうです。
まだ奉納されたばかりとあって、体がピカピカに黒光りしています。
金運、招福のご利益があるそうなので、しっかりとお参りしておきたいところです。
大豊神社を訪れた後は、再び哲学の道を南に進んでいきます。
さすがにもう紅葉は残っていないだろうなと思いながら歩いていると、嬉しいことに鮮やかに色付いたモミジがありました。
もう12月10日だというのにこの色付き具合。
まさに見ごろです。
今年最後の紅葉狩りで、こんなにきれいな紅葉を見ることができるとは思いませんでした。