まだ緑色が濃い秋の善法律寺に参拝・2022年

10月上旬に京都府八幡市の飛行神社に参拝した後、南に約10分歩き善法律寺を訪れました。

善法律寺は、八幡市の紅葉寺として知られており、11月下旬に境内が真っ赤になります。

さすがに10月に入ったばかりなので、ほとんどのカエデが紅葉していません。

まだ夏の名残が感じられる境内

善法律寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約15分歩くと到着します。

山門の前にやって来ると、まだカエデの葉が緑色で、夏のような姿をしていました。

山門

山門

山門を入って境内に入ると、緑色の空間。

石畳と緑

石畳と緑

石畳のわきのコケも緑色であります。

境内の北には、新しく造営された庭園があります。

庭

殺風景な感じですが、まだ造っている途中なのでしょうか。

善法律寺は、正嘉年間(1257-1259年)に石清水八幡宮の検校(けんぎょう)を努めた善法寺宮清(ぜんぽうじきゅうせい)が自身の邸宅を寄進し、善法寺家の菩提寺として建立したのが始まりです。

当寺に多くのカエデが植えられているのは、宮清の曾孫で足利義詮に嫁ぎ3代将軍義満を産んだ紀良子(きのよしこ)が、多くのカエデを寄進したからとされます。

境内の緑

境内の緑

境内には約100本のカエデが植えられていますよ。

境内の東側にある池と鎮守社。

鎮守社と池

鎮守社と池

それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂

本堂

本尊は八幡大菩薩像です。

平安時代の作で地蔵菩薩像であった可能性があり、後に八幡大菩薩として信仰されるようになったようです。

かつては、石清水八幡宮に祀られていたのですが、明治元年(1868年)の神仏分離令により、善法律寺に移されています。

境内の南には、御庭ノ水と呼ばれる井戸があります。

御庭ノ水

御庭ノ水

昭和30年代頃までは、近隣に飲水として開放されていたようです。

御庭ノ井戸の近くは墓地となっており、その入り口には、様々な形をした灯籠が何基か置かれています。

灯籠

灯籠

駐車場のカエデは、上の方が少しだけ赤くなっていましたが、まだ緑色が多い状況。

駐車場

駐車場

今年の紅葉は、いつごろから見ごろになるでしょうか。

現時点では、ちょっとわかりませんね。

駐車場の入り口付近では、まだサルスベリが咲いており、夏の名残を感じられましたよ。

サルスベリ

サルスベリ

私が参拝した日には、善法律寺には人がおらず静まり返っていました。

紅葉の時期には、人が増えますが、それでも混雑することはありません。

八幡市に紅葉狩りに訪れた時は、ぜひ、善法律寺にも参拝してください。

この後は、正法寺を訪れます。

なお、善法律寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。