京都市下京区の梅小路は、近年、京都水族館や京都鉄道博物館がオープンし、家族で楽しめるようになりました。
また、以前から梅小路界隈には、島原、西本願寺、東寺といった観光名所があり、大人が興味深く散策できるところでもあります。
かつては、梅小路付近にホテルが少なく宿泊しようと思うと京都駅近くのホテルを予約する必要がありましたが、今では梅小路にもホテルが増え便利になっていますね。
ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路
京都駅からJRに乗車し1駅目の梅小路京都西駅は、2019年にできた新しい駅です。
以前は、梅小路に行くには京都駅から15分ほど歩く必要がありましたから、梅小路京都西駅ができたことで梅小路散策が随分と便利になりました。
梅小路京都西駅の正面には、ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路があり、泊りで梅小路周辺を散策するのに申し分のない立地です。
子供向けのサービスが充実しているので、京都鉄道博物館や京都水族館に行くために家族で宿泊しやすくなっています。
ホテルの北には、京都中央卸市場があり様々な食事を楽しむことができますが、ホテルの中にもレストランがあって便利です。
梅小路の観光名所
梅小路とその周辺の観光名所をいくつか紹介します。
梅小路公園
JR梅小路京都西駅を出たすぐの場所には、梅小路公園があります。
梅小路公園では、夏フェスなど様々なイベントが開催されますね。
公園内の朱雀の庭では、毎年10月に原種のフジバカマが水鏡にたくさん並びます。
原種のフジバカマは、なかなか見ることができません。
しかも、たくさん並んだフジバカマは特に貴重で、アサギマダラも飛来します。
また、晩秋には、紅葉を見ることもできますよ。
梅小路公園では、春にはたくさんの桜が咲き、3月下旬から4月下旬まで長い期間、お花見を楽しむことができます。
春に京都水族館や京都鉄道博物館を訪れた後は、梅小路公園の桜も見て歩きたいですね。
島原
梅小路公園から北に5分ほど歩くと、江戸時代に花街だった島原に到着します。
入り口には、その時の名残の島原大門があります。
島原には、今も置屋の輪違屋があります。
普段は非公開ですが、たまに特別公開が行われることがあります。
吉野太夫や新撰組の近藤勇と関係のある展示物を見ることができますよ。
島原には、揚屋の角屋も残っています。
角屋も、新撰組が通って、よく宴会をしたところです。
江戸時代の建物や文化がどんなものだったのかを知ることができますよ。
毎年、春と秋に拝観できますが、他に特別公開が行われることもあります。
西本願寺
梅小路公園の北東には、世界遺産の西本願寺があります。
西本願寺は、京都市中心部にありながら、広々とした境内を持ち、御影堂(ごえいどう)や阿弥陀堂という大きな建物が建っています。
普段から見ることができる建物の中では、唐門は絶対に見ておきたいですね。
西本願寺の唐門は、国宝三唐門の一つに数えられています。
装飾がとにかく美しく、隅々まで丁寧に細工が施されていますね。
いつまでも見飽きることなく、朝から晩まで見入ってしまうと言われる西本願寺の唐門は、日暮門(ひぐらしもん)の別名を持っています。
また、西本願寺には、立派なイチョウが何本か植えられており、秋には金色に光り輝く姿を見ることができます。
晩秋の西本願寺の黄葉も美しいですから、11月に参拝したいですね。
西本願寺には、他にも飛雲閣という珍しい建物があります。
飛雲閣は、普段は公開されていませんが、たまに一般公開されることがあります。
西本願寺に参拝した時に飛雲閣が公開されていたら、こちらもしっかり見ておきたいです。
東寺
梅小路公園から南に約8分歩くと、五重塔で有名な東寺があります。
東寺は、季節問わず、いつ訪れても満足できるお寺ですが、特に春の桜が見事です。
大きな枝垂れ桜の「不二桜」と一緒に見る五重塔は、京都の春を感じさせてくれます。
また、秋の紅葉も美しく、こちらも五重塔と一緒に見るのがおすすめです。
東寺は有名なお寺ですが、旅行者や観光客の方は、意外と少なめです。
境内が広々としているので、人が多くても混雑しているように感じにくいというのもありますが、知名度と比較すると人が少ないですね。
毎月21日には、弘法市も行われますから、この日に東寺に参拝するのもおすすめですよ。
梅小路界隈には、興味深い観光名所がいくつもありますが、京都駅から歩かなければならなかったことから敬遠されがちでした。
でも、今は、梅小路京都西駅ができアクセスが便利になっているので、これまでよりも楽に散策できるようになっています。
また、ホテルも、ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路だけでなく、ホテルエミオン京都もありますから、梅小路で宿泊しやすくなっています。
梅小路以外も、泊りで観光をしたい方は、京都駅周辺のホテルを予約すると良いでしょう。