角屋もてなしの文化美術館を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
角屋もてなしの文化美術館
由緒
角屋(すみや)は、寛永18年(1641年)に六条三筋街の花街が、通称島原と呼ばれる西新屋敷に移転した当初から営業していた揚屋である。
揚屋は、置屋から太夫や芸妓を呼び、歌舞遊宴を行った施設。宝暦10年(1760年)に江戸吉原の揚屋は消滅したが、大坂の新町や京都の島原では、拡張を重ね大型宴会場へ特化し、大広間、広庭、茶席、台所を備えるようになった。
角屋は、天明7年(1787年)の増築後、現在の規模となる。
昭和27年(1952年)に国の重要文化財に指定されたが、同60年に営業を終えている。
平成10年(1998年)に角屋もてなしの文化美術館を開館。同22年に角屋の庭が京都市指定名勝に指定された。
松の間
広さ43畳の松の間。角屋一の大座敷である。大正14年(1925年)に一部焼失したが、翌年に再建された。
主庭と臥龍松
松の間の前に配された主庭と臥龍松(がりょうのまつ) 。主庭には曲木庭(きょくぼくてい)、清隠斎茶席(せいいんさいちゃせき)、囲(かこい)の間の3つの茶室が備えられている。
網代の間
広さ28畳の網代(あじろ)の間。天井は大長枌(へぎ)網代組、棹縁(さおぶち)は長さ4間の丸太を使用している。
台所
広さ50畳の台所。箱階段、帳場など商家のような内装となっている。諸所に神棚が設けられ、刀箪笥などもある。
角屋もてなしの文化美術館の所在地
〒600-8828
京都市下京区西新屋敷揚屋町32番地(地図)
角屋もてなしの文化美術館への行き方
JR丹波口駅から徒歩約6分
※開館期間は、3月15日から7月18日と9月15日から12月15日。月曜日は休館。
※入場料1,000円が必要
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