渉成園を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
渉成園
由緒
渉成園は、東本願寺の飛地境内で、宣如が徳川家光から土地の寄進を受け、承応2年(1653年)に石川丈山らとともに造営した庭園である。
渉成園の名は、中国の詩人陶淵明の「帰去来辞」の一節「園日渉而成趣」から採ったもの。また、庭園の周囲に枳殻(からたち)を生垣として植えたことから、枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれている。
その後、幾度となく火災に遭う。
現在の建物は、元治元年(1864年)の蛤御門(はまぐりごもん)の変で焼失した後に再建されたものである。
昭和11年(1936年)に文人趣味に溢れる仏寺庭園として国の名勝に指定された。
臨池亭と滴翠軒
敷地内の北西に位置する臨池亭(りんちてい/写真左)と滴翠軒(てきすいけん)。2つの建物は廊下でつながっている。ともに明治17年(1884年)に再建されたものである。
園林堂
園林堂(おんりんどう)は、敷地内の西に位置する持仏堂である。昭和32年(1957年)に再建。
傍花閣
敷地内中央付近、園林堂の正面に建つ傍花閣(ぼうかかく)。春になると周囲に植えられた桜が開花する。明治25年に再建。
蘆庵
昭和32年に再建された蘆庵(ろあん)。園林堂の南隣りに建つ2階建の茶室。
印月池
敷地内の南東に位置する池泉回遊式庭園の印月池(いんげつち)。水面に映る月の姿が美しいことから、その名がついた。池には、北大島と南大島(臥龍堂)が配されている。北大島に渡るために侵雪橋(しんせつきょう)が架かっており、島の上には縮遠亭という茶室が建っている。また、池の南西には、漱枕居(そうちんきょ)という建物がある。
回棹廊
北大島とカエデが植えられている丹楓渓(たんぷうけい)を結ぶ回棹廊(かいとうろう)。明治時代に再建された。
閬風亭(ろうふうてい)
敷地内の西に位置する大広間の閬風亭(ろうふうてい)。幕末に再建された。
渉成園の所在地
〒600-8505
京都市下京区烏丸通七条上る(地図)
渉成園への行き方
京阪七条駅から徒歩約8分
京都駅から徒歩約9分
※700円以上の志納が必要。
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