11月上旬に京都市東山区の智積院に紅葉を見に行った後、東に10分ほど歩き豊国廟(ほうこくびょう)を訪れました。
豊国廟は、豊臣秀吉のお墓で、春は桜がきれいに咲くことで知られています。
11月は、桜は咲きませんが、カエデが何本か植えられているので、紅葉を見ることができます。
寂しい境内
豊国廟へは、京阪電車の七条駅から東に15分から20分ほど歩くと到着します。
市バスだと「東山七条」から東に徒歩約8分です。
上り坂が続くので、疲れないようにゆっくり歩くともっと時間がかかります。
豊国廟の入り口にやってきました。
石段の上には鳥居が立ち、その近くのカエデは、上の方が赤く色づいていましたが、まだ見ごろは先のようです。
石段を上り、鳥居越しに境内を眺めます。
桜の葉が赤褐色に色づき、秋の寂しい雰囲気を漂わせています。
参道をまっすぐ東に進むと拝殿が建っています。
拝殿を過ぎると急な石段があります。
ここより先は有料ですが、わずか100円です。
山頂には、豊臣秀吉のお墓がありますが、石段を上るのはとても大変です。
私は、以前に上ったことがあるので、今回は豊臣秀吉のお墓に行くのはやめておきました。
参道の北側に大きな五輪塔が置かれています。
豊臣秀吉の五輪塔も大きいですが、この五輪塔も立派なものです。
近くの石碑に刻まれた文字を読むと、「国松」の名が記されていたので、これは豊臣秀頼の子の国松のお墓ですね。
国松は、大坂夏の陣の後、徳川方に捕らえられ、処刑されました。
享年は、8歳です。
戦乱を終わらせるため、江戸幕府が豊臣の血を根絶やしにしようとしたことがわかります。
国松のお墓の近くの萩が、黄色くなっていました。
豊国廟に到着したころから、空が曇り出し、境内がさらにもの悲しくなってきました。
境内の紅葉も、まだこれからですね。
カエデの葉が赤黒い状態です。
入り口の鳥居近くに戻ってきました。
石段上のカエデの向こうに京都タワーが見えます。
東山は、いろんな場所から京都タワーを眺めることができますね。
石段近くには、白色のサザンカがたくさん咲いていました。
まだ咲き始めたばかりのようで、花びらが全く汚れていません。
石段を下ります。
駐車場の近くのカエデは、上の方が赤く色づいていました。
でも、見ごろを迎えるには、まだ時間がかかりそうです。
この様子だと、豊国廟の紅葉は、11月20日以降に見ごろになると思います。
この後は、新日吉神宮に紅葉を見に行きます。
なお、豊国廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。