紅葉し始めの豊国廟・2020年

11月上旬に京都市東山区の智積院に紅葉を見に行った後、東に10分ほど歩き豊国廟(ほうこくびょう)を訪れました。

豊国廟は、豊臣秀吉のお墓で、春は桜がきれいに咲くことで知られています。

11月は、桜は咲きませんが、カエデが何本か植えられているので、紅葉を見ることができます。

寂しい境内

豊国廟へは、京阪電車の七条駅から東に15分から20分ほど歩くと到着します。

市バスだと「東山七条」から東に徒歩約8分です。

上り坂が続くので、疲れないようにゆっくり歩くともっと時間がかかります。

豊国廟の入り口にやってきました。

入り口

入り口

石段の上には鳥居が立ち、その近くのカエデは、上の方が赤く色づいていましたが、まだ見ごろは先のようです。

石段を上り、鳥居越しに境内を眺めます。

鳥居越しに見る境内

鳥居越しに見る境内

桜の葉が赤褐色に色づき、秋の寂しい雰囲気を漂わせています。

参道をまっすぐ東に進むと拝殿が建っています。

拝殿

拝殿

拝殿を過ぎると急な石段があります。

石段

石段

ここより先は有料ですが、わずか100円です。

山頂には、豊臣秀吉のお墓がありますが、石段を上るのはとても大変です。

私は、以前に上ったことがあるので、今回は豊臣秀吉のお墓に行くのはやめておきました。

参道の北側に大きな五輪塔が置かれています。

豊臣秀吉の五輪塔も大きいですが、この五輪塔も立派なものです。

豊臣国松の墓

豊臣国松の墓

近くの石碑に刻まれた文字を読むと、「国松」の名が記されていたので、これは豊臣秀頼の子の国松のお墓ですね。

国松は、大坂夏の陣の後、徳川方に捕らえられ、処刑されました。

享年は、8歳です。

戦乱を終わらせるため、江戸幕府が豊臣の血を根絶やしにしようとしたことがわかります。

国松のお墓の近くの萩が、黄色くなっていました。

色づく萩

色づく萩

豊国廟に到着したころから、空が曇り出し、境内がさらにもの悲しくなってきました。

境内の紅葉も、まだこれからですね。

色づき始めのカエデ

色づき始めのカエデ

カエデの葉が赤黒い状態です。

入り口の鳥居近くに戻ってきました。

石段上のカエデの向こうに京都タワーが見えます。

紅葉と京都タワー

紅葉と京都タワー

東山は、いろんな場所から京都タワーを眺めることができますね。

石段近くには、白色のサザンカがたくさん咲いていました。

サザンカ

サザンカ

まだ咲き始めたばかりのようで、花びらが全く汚れていません。

石段を下ります。

駐車場の近くのカエデは、上の方が赤く色づいていました。

石段と紅葉

石段と紅葉

でも、見ごろを迎えるには、まだ時間がかかりそうです。

この様子だと、豊国廟の紅葉は、11月20日以降に見ごろになると思います。

この後は、新日吉神宮に紅葉を見に行きます。

なお、豊国廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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