仁和寺のミツバツツジと新緑・2019年

4月中旬に京都市右京区の仁和寺(にんなじ)に御室桜(おむろざくら)を見に行った時、境内のミツバツツジや新緑も見て歩きました。

春の仁和寺は、御室桜に注目が集まりますが、境内では、ミツバツツジも紫色の花をたくさん咲かせ美しい姿を見せてくれます。

また、境内にはカエデも多く植えられているので、4月中旬から梅雨時まで、きれいな新緑も楽しむことができます。

ミツバツツジと諸堂

仁和寺の最寄り駅は、京福電車の「御室仁和寺駅」です。

駅から北に少し歩けば、仁和寺の大きな二王門の前に到着します。

二王門

二王門

二王門をくぐる際は、左右の金剛力士像もしっかりと見ておきたいですね。

二王門をくぐり、参道を北にまっすぐ進み、さらに中門をくぐります。

桜の時期は、中門より奥に入るには、拝観料500円が必要ですが、それ以外の時期は無料です。

中門の奥の参道の両脇では、カエデが若葉を付け始めていました。

参道の新緑

参道の新緑

まだ、鮮やかな黄緑色になる手前ですが、生まれたての青葉には、生命力がみなぎっているように見えます。

参道を歩きながら、左に目をやると、満開のミツバツツジの奥に観音堂が見えます。

観音堂とミツバツツジ

観音堂とミツバツツジ

右を向けば、ミツバツツジの奥に五重塔がそびえています。

五重塔とミツバツツジ

五重塔とミツバツツジ

仁和寺では、五重塔の修復が行われており、足場が組まれていました。

参道の奥に建つのは、金堂です。

金堂

金堂

仁和寺の金堂は、慶長年間(1596-1615年)に造営された御所の紫宸殿(ししんでん)を寛永年間(1624-1644年)に移築したものです。

外から見ても、気品ある建物だとわかりますね。

中には、本尊の阿弥陀如来が祀られています。

京の冬の旅で、金堂内の特別公開が行われた時、中に入ったのですが、とても荘厳でしたよ。

京の冬の旅のガイドの方の話によると、第2次大戦後、天皇陛下を金堂にかくまう計画もなされたそうです。

仁和寺は、皇室関係者が、代々住職をつとめてきた門跡寺院(もんぜきじいん)ですから、そのような計画があったとしても不思議ではありません。

金堂の東側の経蔵に向かいます。

経蔵近くのカエデも、若葉がいっぱい。

新緑と経蔵

新緑と経蔵

経蔵の前のミツバツツジも、きれいに咲いていました。

ミツバツツジと新緑

ミツバツツジと新緑

経蔵の南側には、緋毛氈が敷かれた床几台が設けられており、参拝者が休憩できるようになっていました。

床几台

床几台

普段は、このような床几台は設置されていないので、桜の季節限定なのだと思います。

九所明神は、その名のとおり、9ヶ所の神社の神さまが祀られています。

九所明神

九所明神

仁和寺の九所明神にお参りをしておけば、どのような願い事も叶いそうですね。

境内の西側に建つ観音堂は、修復を終えたばかりです。

観音堂

観音堂

5月15日から、観音堂の特別公開が実施されますよ。

ミツバツツジは、すでに散っていますが、5月は新緑が美しい時期ですから、観音堂の特別公開を見に行った際は、境内の新緑も、ぜひ見て歩いてください。

なお、仁和寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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