京都市東山区の泉涌寺(せんにゅうじ)に紅葉を見に行った同じ日に泉山(せんざん)の紅葉も見ました。
泉山は、簡単にいうと泉涌寺がある山全体のことで、泉涌寺の他にたくさんのお寺が建っています。
その中で、善能寺、来迎院、今熊野観音寺に訪れ紅葉狩りをしてきました。
善能寺
まずは、泉涌寺からほど近い善能寺へ。
善能寺は、境内が塀で囲まれていて、1ヶ所だけ入口があります。
その入口をくぐると、目の前に見晴らしの良い境内が広がります。
建物は、正面に建つ本堂と入口から見て右端に建つ鎮守社だけです。
本堂の隣にモミジが2本。
まだ色付き始めたばかりで、葉が黄色から赤色に変化しつつある状態でした。
モミジが植えられている辺りには池もあるので、近くに寄って見ると、また違った味わいがありますよ。
来迎院
善能寺の向かいに建っているのが来迎院です。
来迎院には、忠臣蔵で有名な大石内蔵助が寄進した茶室含翠軒(がんすいけん)があります。
今回は、茶室には入らず、境内の紅葉を見るにとどめました。
本堂の前のカエデの葉は、オレンジ色から赤色に色付いていました。
本堂脇の石段近くの紅葉は、ほぼ見ごろ。
若干、青葉が残っていたものの、モミジが、青空を背景に赤く染まっていたのが印象的でしたよ。
石段上から見下ろす境内もなかなかのものです。
今熊野観音寺
来迎院から泉涌寺道に戻る途中に建つ今熊野観音寺へ。
今熊野観音寺は、西国三十三カ所観音霊場第十五番札所であります。
境内へと続く参道の途中にある鳥居橋の近くは、まだまだ青葉が目立つ状態でした。
境内の入口近くに祀られている子まもり大師付近も色付き始めですね。
この分だと、境内の紅葉もまだまだ青葉かなと思ったのですが、意外と紅葉が進んでいました。
特に本堂の前にあるカエデは、真っ赤に色付いており、ちょうど見ごろを迎えていましたよ。
でも、境内全体では、色付き始めといった感じで、大師堂付近は、青葉からオレンジ色に変わりつつある状態でした。
モミジの色付き具合を見ていると、今熊野観音寺は、全ての葉が同時に真っ赤に染まるということはないのでしょうね。
少し西に傾きかけた太陽に照らされたオレンジ色のモミジが、より鮮やかに輝いていましたよ。
泉涌寺に紅葉を見に訪れる際は、泉山の他のお寺にもぜひお参りしてください。