養源院の冬の景色・2025年

2月上旬に京都市東山区の豊国神社と方広寺に参拝した後、南東に約6分歩き、養源院を訪れました。

養源院は秋の紅葉が美しいお寺として人気がありますが、冬に参拝する人は少なめです。

私も冬に参拝することはあまりないのですが、近くに来たことから立ち寄ることにしました。

冬の寒さを感じる境内

養源院には、京阪電車の七条駅から東に約5分歩くと到着します。

市バス停「博物館三十三間堂前」からだと南に徒歩約2分です。

養源院の山門の前にやって来ました。

山門

山門

最近は、門が閉ざされている日もあり、参拝できないことがありますが、この日は門が開いていました。

山門をくぐります。

緩やかな登り坂となっている石畳の参道が東に延び、頭上には青空が見えます。

参道

参道

でも、日差しはあっても空気が冷たく、冬真っただ中の寒さであります。

参道わきのカエデや桜は、枝だけとなり、じっと春の到来を待っているように見えますね。

まずは、山門をくぐった右手に祀られている弁天さまにお参りをしましょう。

養源院の弁天さまは、白衣弁財天と呼ばれています。

白衣弁財天

白衣弁財天

弁天さまは、芸事上達や福徳財宝のご利益を授けてくれるとされていますよ。

また、弁天さまは、ヘビの姿をしていたり、ヘビを神使としていたりするので、巳年の今年にお参りしておけば大いにご利益を授かれることでしょう。

数日前に降った雪がまだ境内に残っていますね。

雪

雪の下には、モミジが見えます。

昨秋は紅葉が遅かったので、養源院のモミジの中には、年を越してから散ったものがあったのではないでしょうか。

参道を上った先には、本堂に入る玄関があります。

玄関

玄関

玄関には、徳川家の三つ葉葵の家紋が記されています。

養源院は、徳川秀忠に嫁いだお江(ごう)によって再建されていることから、徳川家とのつながりも深いんですね。

本堂の屋根は、血天井となっており、拝観できますよ。

玄関の近くに祀られている延命地蔵尊。

延命地蔵尊

延命地蔵尊

長生きできるようお願いしておきます。

玄関前の八重紅枝垂れ桜も、冬の姿ですね。

八重紅枝垂れ桜

八重紅枝垂れ桜

枝だけの状況だと想像できないかもしれませんが、4月中旬になれば、とても美しい姿をみせてくれますよ。

見下ろす参道。

見下ろす参道

見下ろす参道

この日は、ちらほらと参拝者の姿を見かけました。

参道の途中に建っている毘沙門天を祀るお堂。

毘沙門天

毘沙門天

山門脇では、サザンカがたくさんの花を咲かせていましたが、足元には散った花も多かったです。

サザンカ

サザンカ

咲いている花も、汚れが目立つようになっていました。

サザンカは、3月上旬までは花を咲かせているのではないでしょうか。

養源院には、ネコも数匹いるのですが、この日は1匹も見かけませんでした。

さすがに冬は寒いので、どこかに隠れているのでしょうね。

養源院を出て隣の法住寺にも参拝しようと思ったのですが、門が閉じていました。

塀際に植えられている梅は、まだ開花しておらず、つぼみが膨らんできている状況でしたよ。

今年の京都の梅は、開花が少し遅れているのかもしれませんね。

この後は、新熊野神社に参拝します。

なお、養源院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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