2つの紫陽花苑がある藤森神社

京都市伏見区にある藤森神社(ふじのもりじんじゃ)は、6月になると境内のアジサイ苑を拝観することができます。

藤森神社と言えば、競馬の必勝祈願で有名な神社なので、絵馬を見ていると多くの競馬ファンの方が参拝に訪れているようです。

ところが、梅雨時は、競馬ファンの方だけでなく、アジサイを見に訪れる観光客の方で境内は賑わいます。

私も6月下旬に藤森神社にアジサイを観賞してきたので、今回はその模様をお伝えします。

細い通路の第一紫陽花苑

藤森神社は、京阪電車の墨染駅から5分ほど北に歩いた辺りに建っています。

京阪電車に藤森駅という駅があるので、駅名に釣られて、そちらで降りてしまいそうになりますが、ひとつ隣の墨染駅で降りた方が便利です。

藤森神社の入り口に到着。

入り口

入り口

鳥居をくぐって長い参道をまっすぐ進むと、左手に第一紫陽花苑が見えてきます。

アジサイを早く見たいという気持ちもありますが、まずは、本殿にお参り。

その後、受付で拝観料300円を納めて紫陽花苑の中に入ります。

第一紫陽花苑

第一紫陽花苑

第一紫陽花苑の特徴は、細い通路の両脇にたくさんのアジサイが溢れるように植えられていることです。

なので、アジサイに近付いて、じっくりと観賞することができます。

青いアジサイ

青いアジサイ

青く丸い形をしたよく見かけるアジサイの他にガクアジサイもたくさん植えられています。

ガクアジサイ

ガクアジサイ

以前は、河童の頭のような形をしているので、あまり好きじゃなかったのですが、最近は、この形もきれいに思えるようになってきました。

下の赤いアジサイは、スカイレッドという品種だそうです。

スカイレッド

スカイレッド

真っ白でまん丸のアジサイは、「墨田の花火」という品種。

2011年6月28日追記:丸いのは墨田の花火ではなく、右上にかすかに写っているガクアジサイが墨田の花火のようです。

墨田の花火

墨田の花火

紫陽花苑全体を見回すと、どこも青色や赤色のアジサイの花で埋め尽くされています。

下の写真の奥に写っている建物は休憩所です。

咲き誇る色とりどりのアジサイ

咲き誇る色とりどりのアジサイ

休憩所には、蚊取り線香が置かれているので、蚊に刺される心配がありません。

なので、のんびりと休憩しながらアジサイを眺めることができます。

こういった配慮は嬉しいですよね。

しばらく休憩した後、順路に従って、出口へと進みます。

第一紫陽花苑の出口

第一紫陽花苑の出口

次は、第二紫陽花苑です。

社殿の裏にある第二紫陽花苑

第二紫陽花苑は、社殿の裏にあります。

別の季節に来た時は、社殿の裏に紫陽花苑があることに気付きませんでした。

入り口で、第一紫陽花苑でいただいた拝観券を提示して苑内に入ります。

第二紫陽花苑

第二紫陽花苑

第二紫陽花苑の特徴は、社殿を背景にアジサイを観賞できることです。

社殿の背後に咲くアジサイ

社殿の背後に咲くアジサイ

第二紫陽花苑にもガクアジサイがたくさん植えられています。

第二紫陽花苑のガクアジサイ

第二紫陽花苑のガクアジサイ

真っ白なアジサイもあります。

真っ白なアジサイ

真っ白なアジサイ

私が藤森神社に訪れた時は、晴天でした。

なので、きれいにアジサイを観賞できるかと思ったのですが、実際に見ると光が花に反射して、やや見づらい感じでした。

やはり、アジサイは曇っているときの方が、花の色が際立ってきれいに見えますね。

藤森神社のアジサイ観賞後に思ったのですが、拝観する際は、先に第二紫陽花苑に入った方が良いでしょう。

アジサイの見栄えは、第二よりも第一の方が良いので、第一の後に第二に入ると物足りなく感じます。なので、見応えのある第一を後に回した方が、より満足感があります。

また、第一には休憩所があるので、第二の後に第一に入る方が、苑内の散策に疲れた時にのんびりと休めます。

アジサイを観に京都に訪れるようとお考えの方は、藤森神社に参拝してみてはいかがでしょうか。

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