京都の紅葉狩りコース-大河内山荘、宝厳院、法輪寺編

屈指の紅葉の名所嵐山は、秋の京都観光の定番となっています。

特に天龍寺常寂光寺が、観光客や旅行者の方に人気です。

その天龍寺から少し離れた場所にある大河内山荘(おおこうちさんそう)、宝厳院(ほうごんいん)、法輪寺も紅葉の名所なので秋に訪れたいですね。

大河内山荘

京都駅から大河内山荘に行くには、JRに乗車し嵯峨嵐山駅で下車した後、トロッコ列車に乗ってトロッコ嵐山駅で降ります。

トロッコ嵐山駅から大河内山荘はすぐです。

JR嵯峨嵐山駅から歩いて大河内山荘に行くこともできますが、20分程度かかります。

大河内山荘は、昭和の銀幕スター大河内伝次郎が小倉山に造営した邸宅で、山の斜面に沿うように庭園が配されています。

敷地内には多くのカエデが植えられており、茶席でのんびりと赤色やオレンジ色のモミジを眺めるのがおすすめです。

大河内山荘

大河内山荘

また、展望台が2ヶ所あり、桂川の流れを見下ろしたり、嵐山の紅葉を眺めたりできます。

嵐峡展望台からは、紅葉した大悲閣も見ることができますよ。

市内展望台からは、南東の京都市街を一望できます。

展望台からの眺望はまさに絶景です。

茶席での休憩は、庭園を一巡した後がおすすめです。

床几台に腰掛けながら、じっくりとモミジを眺めてください。

大河内山荘の拝観料は1,000円と高めですが、お茶とお菓子が付いています。

宝厳院

大河内山荘の次は、小倉山を歩いて下りていきましょう。

途中、嵐山公園があり、こちらでもきれいな紅葉を見られますよ。

小倉山のふもとに下りると、宝厳院が建っています。

大河内山荘から宝厳院までは、徒歩約15分ですね。

宝厳院には、獅子吼(ししく)の庭と呼ばれる嵐山を借景にした回遊式庭園があります。

宝厳院

宝厳院

獅子吼の庭は、全体的にコケが敷かれており、カエデも多く植えられています。

築山、雲上三尊石、獅子岩や碧岩などの巨岩が配され、紅葉時期にはとても情緒ある風景となります。

拝観を終えた後は、参道にできた紅葉のトンネルも、じっくりと見ておきたいですね。

宝厳院の秋の特別公開は、2023年は10月7日から12月10日までです。

拝観料は700円です。

また、宝厳院では2023年11月11日から12月3日まで夜間拝観も行われており、拝観料は1,000円です。

法輪寺

宝厳院を拝観した後は、桂川沿いを東に歩き、渡月橋を南に渡りましょう。

そして、嵐山の中腹にある法輪寺に向かいます。

宝厳院から法輪寺までは、徒歩約15分です。

法輪寺は、山門の奥に本堂へと続く石段があり、その左右にはカエデが植えられています。

石段下から見上げるよりも、石段上から見下ろす方が紅葉はきれいですね。

法輪寺は、多宝塔付近にもカエデが植えられています。

この多宝塔と一緒に見る紅葉も見事ですよ。

法輪寺

法輪寺

また、境内の北西角には展望台があり、嵐山はもちろんのこと京都市街を一望できます。

この展望台に立ち寄るのも忘れてはいけませんね。

法輪寺には拝観料の類はなく、無料で参拝できます。

大河内山荘の拝観時間は1時間、宝厳院と法輪寺はそれぞれ30分程度です。

行きはトロッコ嵐山駅まで行きますが、帰りはJR嵯峨嵐山駅から電車に乗るのが便利です。

法輪寺の近くには阪急電車の嵐山駅もあるので、大阪方面からお越しの際は阪急電車に乗車すると良いでしょう。

京都駅の往復が約1時間、昼食時間を1時間とすると、5時間から6時間程度で3ヶ所を廻ることができますね。

亀山公園で、お弁当を食べるのも良いでしょう。

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