金戒光明寺の紅葉ライトアップ・2016年

11月下旬。

京都市左京区の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)の夜間拝観に行ってきました。

金戒光明寺は、春の桜と秋の紅葉がきれいなお寺です。

特に秋は庭園でも紅葉を見れるのでおすすめです。

2016年の夜間拝観は11月12日から27日までで、受付は午後5時30分から午後8時30分の間です。

宵待ちおもてなし

金戒光明寺は、京阪電車の神宮丸太町駅から東に20分ほど歩いた辺りに建っています。

市バス停「岡崎道」からだと北に徒歩約5分なので、市バスを利用した方が便利ですね。

金戒光明寺のライトアップは午後5時30分からなのですが、御影堂(みえいどう)で宵待ちおもてなしが午後5時から行われます。

この日は雅楽の演奏で、御影堂内はおごそかな雰囲気に包まれましたよ。

雅楽に使われる楽器の説明もあり、有意義な時間を過ごせました。

金戒光明寺の夜間拝観の拝観料は800円です。

宵待ちおもてなしを見ても800円ですから午後5時前に拝観受付を終えることをおすすめします。

なお、宵待ちおもてなしの内容は日によって異なります。

午後5時30分となり、順路に従って諸堂を巡ります。

御影堂内の法然上人の御影、中山文殊、吉備観音などにお参りをしながら大方丈へとやってきました。

大方丈の南側には石庭が設けられています。

石庭

石庭

大方丈には、幕末に会津藩主の松平容保(まつだいらかたもり)が新撰組隊士と対面した謁見の間があり、公開されていました。

他に伊藤若冲の鶏図、虎が描かれた襖絵なども鑑賞できましたよ。

庭園のライトアップ

順路に従い、大方丈の東側までやってきました。

ここには紫雲の庭と北庭があります。

どちらの庭にもカエデが多く植えられています。

ライトアップされた紫雲の庭

ライトアップされた紫雲の庭

庭園は池泉回遊式となっているので、歩きながら紅葉のライトアップを見れます。

先ほどまでいた大方丈もライトアップされていますね。

ライトアップされた大方丈

ライトアップされた大方丈

紫雲の庭にある池は、鏡の池と呼ばれています。

お寺の方の話では、鏡の池をじっと3秒から5秒眺めていると、水の中に紅葉や建物が見えるとのこと。

どうでしょうか。

水面に映る紅葉

水面に映る紅葉

水面に紅葉が映っています。

じっと見ていると、確かに水の中に紅葉があるように見えてきますね。

近くで見るライトアップされたモミジもきれいです。

モミジのアップ

モミジのアップ

北庭の奥にある東屋までやってきたので、少し休憩しましょう。

東屋から眺める庭園

東屋から眺める庭園

東屋の近くのカエデは、まだ青葉。

でも、ライトアップでは緑色の葉の方が赤色のモミジよりもきれいに見えましたよ。

池の近くから庭園全体を眺めます。

庭園全体の紅葉

庭園全体の紅葉

赤色、黄色、緑色のモミジが混ざり合って、見事な夜景を作り出しています。

奥に見える大方丈も風情がありますね。

2本の杉の木の間からライトアップされた紅葉を眺めます。

ライトアップされた紅葉

ライトアップされた紅葉

まるでモミジが輝いているようであります。

茶室近くにやってきました。

茶室近くの紅葉

茶室近くの紅葉

夜間拝観では、茶室で抹茶もいただけますよ。

こちらも800円です。

庭園を1周して再び紫雲の庭に帰ってきました。

再び紫雲の庭

再び紫雲の庭

そして、建物内に入り、順路に従って進んで玄関から外に出ました。

参道と山門の紅葉ライトアップ

玄関から外に出ると、下り坂になっている参道が目の前に現れます。

坂道を下りて振り返り、見上げるように紅葉を観賞。

参道のライトアップされた紅葉

参道のライトアップされた紅葉

ちなみに参道の紅葉を夕方に見たのが下の写真です。

夕方に見た参道の紅葉

夕方に見た参道の紅葉

モミジが真っ赤です。

参道から西に歩いて山門の前にやってきました。

山門もきれいにライトアップされています。

その周囲に植えられているカエデにも照明が当たり、幻想的な景色が浮かび上がっていました。

ライトアップされた山門と紅葉

ライトアップされた山門と紅葉

山門の夕方の写真がこちらです。

夕方に見た山門と紅葉

夕方に見た山門と紅葉

山門周囲の紅葉も見ごろを迎えています。

色付きがとてもきれいです。

2016年の京都の紅葉は、どこもきれいだと言われていますが、金戒光明寺でも真紅のモミジを見れましたよ。

そろそろ南門から外に出ることに。

途中、墓地の前を通ったのですが、アフロの阿弥陀さまもライトアップされていました。

五劫思惟阿弥陀仏

五劫思惟阿弥陀仏

この阿弥陀さまは、五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいのあみだぶつ)で、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪(らほつ)を積み重ねた頭になったのだそうです。

この後は、永観堂にライトアップを見に行こうと思ったのですが、長蛇の行列ができていたので拝観しませんでした。

また、南禅寺塔頭(たっちゅう)の天授庵もライトアップされているのですが、こちらも1時間待ちだったので入るのをやめました。

ちなみに金戒光明寺は、並ばなくてもライトアップを見れましたよ。

なお、金戒光明寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊