12月中旬。
京都市東山区の法住寺に参拝しました。
法住寺には、年に何度かお参りをしに訪れますね。
2021年も残りわずかとなり、今年、法住寺に参拝するのは今回が最後となりそうです。
センリョウ、マンリョウ、ナンテン
法住寺には、京阪電車の七条駅から東に約7分歩くと到着します。
法住寺の山門の前にやって来ました。
空が、どことなく寒く感じられます。
京都も冬が到来し、気温が一気に下がってきました。
山門をくぐった先には、センリョウの赤い実がなっていましたよ。
法住寺の境内を見渡します。
境内の風景も冬であります。
そして、山門のわきでは、冬らしくサザンカがピンク色の花を咲かせていました。
サザンカの足元では、マンリョウの赤い実もたくさんなっていますね。
それでは、不動堂の中に入ってお参りをしましょう。
不動堂に祀られている不動明王は、方除けのご利益を授けてくれる身代り不動尊として信仰されています。
身代り不動尊は、後白河法皇の念持仏でもあります。
後白河法皇は、保元3年(1158年)に法住寺の地を院の御所と定め住まわれました。
法住寺殿は広大で、蓮華王院(三十三間堂)や長講堂も造営されました。
しかし、後に木曽義仲の焼き討ちにあっています。
不動堂から出ると、お地蔵さまの前でナンテンも赤い実をつけているのに気づきました。
「難を転じて福となす」と言われるナンテンの実は、冬によく見かけます。
京都のあちこちのお寺でも、よく目にしますね。
不動堂にお参りを済ませ、龍宮門から外に出ることに。
龍宮門の前に植えられている紅梅の枝先を見ると、つぼみが膨らみ始めていました。
京都の梅は、例年2月に見ごろとなります。
法住寺の梅も2月から3月にかけて咲きますが、こんなに早くにつぼみが膨らみ始めていると、1月中に開花するかもしれませんね。
また、梅が咲く頃に法住寺に参拝したいです。
瓦屋根の向こうにも、ナンテンの実がたくさんなっていましたよ。
12月の法住寺は、訪れる人がおらず、とても静かでした。
紅葉が終わった12月は、一時的に京都の街が静かになりますね。
この後は、智積院に参拝します。
なお、法住寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。