8月上旬に京都市中京区の行願寺のハスを見た後、近くの下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。
下御霊神社の境内には、白色と赤色のサルスベリが植えられています。
そろそろサルスベリは、花を咲かせている頃。
ということで、サルスベリが、どれくらい咲いているかを見にいきました。
白色のサルスベリが見ごろ
下御霊神社には、地下鉄の丸太町駅から東に7分ほど歩くと到着します。
京阪電車だと、神宮丸太町駅から西に徒歩約5分です。
寺町通に面する鳥居の前に到着。
鳥居の先の正門には、龍などの装飾があるのでくぐる際は見ておきたいですね。
正門をくぐった先に拝殿が建っており、その前に斜めに伸びたサルスベリの木があります。
枝には、白色の花がたくさん咲き、見ごろとなっていましたよ。
まだ咲き始めたばかりじゃないかと思ったのですが、ちょうど良い時期にサルスベリを見ることができたようです。
正門の屋根と一緒に見る白色のサルスベリ。
空に薄っすらと雲が浮かんでいたので、ちょっと白色の花が見えにくいですね。
拝殿の奥に建つ本殿にお参りをしましょう。
本殿には、非業の死を遂げた八所御霊が祀られています。
災厄が身に降りかからないようにお願いしておきましょう。
赤色のサルスベリは、花数が少な目でした。
こちらが見ごろを迎えるのは、もう少し先ですね。
境内の西側には、朱色の鳥居が並び、その奥にお稲荷さんが祀られています。
鳥居の前のキツネは、網に入れられて窮屈そうですね。
お稲荷さんの隣には、垂加社があります。
垂加社には、江戸時代初期の儒学者で神道家であった山崎闇斎の神霊が祀られています。
山崎闇斎の思想は、吉田松陰など幕末の勤王の志士たちに大きな影響を与えました。
山崎闇斎は、晩年に自らの幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)を封じた御霊代(みたましろ)を高弟の一人であった下御霊神社神主の出雲路信直に託し、末社の猿田彦社の相殿に垂加社として合祀されました。
その垂加社の前にある手水屋では、御神水が湧き出しています。
明和7年(1770年)の秋、京都が干ばつに見舞われた際、当時の神主であった出雲路定直が夢のお告げにより境内の1ヶ所を掘らせたところ、清らかな水が湧き出たそうです。
その湧水は涸れることなく万人に汲ませることができ、感応水と名付けられたと伝わっています。
現在は、境内にその井戸の痕跡はないものの、現在の地下水も同じ水脈であり、御霊水と呼ばれています。
御霊水は汲むことができますから、ペットボトルを持って下御霊神社に参拝すると良いでしょう。
本殿にお参りを済ませ、きれいに咲いているサルスベリも見たので、そろそろ下御霊神社から出ましょう。
サルスベリは、8月下旬までは咲いていると思われます。
この後は、京都御苑を散策します。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。