7月10日の午後6時頃に行われた祇園祭の神輿洗奉告祭の後、午後6時30分頃から神輿洗式が行われました。
神輿洗式では、3基の神輿のうち中御座(なかござ)の神輿が、八坂神社を出発して四条大橋で清められます。
大松明に点火
八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
午後6時30分頃、大松明が本殿に設置されました。
そして、本殿の中から神職の方が、御神火を大松明に点火します。
燃え上がった大松明を数人の担ぎ手が持ち上げ、その周りをたくさんの人が同行します。
大松明は、中御座の神輿が四条大橋に行くまでの道のりを清めるものです。
南楼門から大松明が出ていきます。
大松明が出て行った後の八坂神社の境内は静かなものです。
光り輝く舞殿(ぶでん)を見ながら、大松明が戻ってくるのを待っていると、お迎提灯の御神燈が境内に戻ってきました。
午後7時30分頃、大松明が本殿前に戻ってきました。
四条大橋を進む中御座の神輿
境内に戻ってきた大松明は、3本の小松明に点火します。
そして、小松明も南楼門から出ていき、外で待機していた中御座の神輿を先導します。
私も境内から出て、中御座の神輿を追跡開始。
しかし、一般の観覧者は、南楼門から外に出ることはできないため、円山公園を迂回して南楼門前に向かいます。
神輿の進み具合は意外と速く、私が南楼門に着いた時には、すでに東大路通に入っていました。
急ぎ東大路にやってくると、中御座の神輿は西楼門前に達しており、四条通を西に向かって進んでいるところでした。
歩道は大勢の見物客。
でも歩けないほどではなく、神輿よりも早く四条大橋にたどり着きました。
そして、神輿が遅れて四条大橋にやって来ました。
神輿は、四条大橋の中ほどで止まり、午前中に行われた神用水清祓式で汲まれた神用水をふくんだ榊を使って神職の方に清められます。
この時、神用水の飛沫を浴びると厄除けになると言われています。
でも、四条大橋は左側一方通行となっており、立ち止まって神輿洗式を見ることができないため、飛沫を浴びることは難しいです。
舞殿に入る中御座の神輿
裏道を通って、東に進み八坂神社の少し前で、神輿の行列が戻ってくるのを待ちます。
行列の先頭がやってきました。
たくさんの人が続いていきます。
そして、中御座の神輿も過ぎていきました。
急ぎ、西楼門の前へ。
見下ろすとお祭りらしい風景。
西楼門をくぐり、再び舞殿の前に戻ってきました。
行列の先頭の人々も次々に境内に戻って来、舞殿を廻ります。
中御座の神輿も境内に戻ってきました。
そして、同じように舞殿を廻ります。
本殿を通過した神輿は、舞殿の南側にやってきました。
そして、舁き手が神輿を高く上げ、上下に振ります。
神輿は小刻みに上下動。
それを見た見物客も賑わいだします。
神輿は何度も持ち上げられ、上下動を繰り返します。
そして、ゆっくりと舞殿の中に入っていきました。
舞殿には、すでに東御座と西御座の神輿が入っており、その間に中御座の神輿が進み、3基の神輿が揃いました。
神輿は、7月17日の神幸祭まで舞殿に入っていますよ。
また、神輿洗式は、7月28日にも行われます。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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