祇園祭前祭の鉾建て・2019年

7月10日。

京都市の四条烏丸で、祇園祭の前祭(さきまつり)の鉾建てが始まりました。

四条通に長刀鉾(なぎなたほこ)や函谷鉾(かんこほこ)といった鉾が並ぶと、四条烏丸界隈は、祇園祭の雰囲気が出てきますね。

今回の記事では、鉾建てが始まったばかりの四条烏丸の様子をお伝えします。

長刀鉾

前祭の鉾建てが行われている四条烏丸の最寄り駅は、地下鉄の四条駅、または阪急電車の烏丸駅です。

どちらの駅からも地上に出れば、すぐに四条烏丸の交差点に到着します。

四条烏丸の交差点を少し東に進むと、長刀鉾町の会所があり、その前で長刀鉾が組み立てられていました。

組み立て中の長刀鉾

組み立て中の長刀鉾

7月10日は、午前10時から八坂神社の神職が長刀鉾町に出向き、神事に用いる御幣類を調える長刀鉾町弊切(なぎなたほこちょうへいきり)が行われます。

また、非公開の長刀鉾町拝戴(はいたい)の儀も行われます。

とても背の高い長刀鉾も、組み立てが始まった初日は、骨組みだけの状態。

骨組みだけの長刀鉾

骨組みだけの長刀鉾

四条通の南側から、長刀鉾の組み立ての様子を眺めます。

四条通と長刀鉾

四条通と長刀鉾

骨組みだけだと、どの鉾かわかりませんね。

会所と長刀鉾

会所と長刀鉾

函谷鉾

今度は、四条烏丸の交差点を西へ。

四条通の北側で組み立てが行われているのは、函谷鉾です。

組み立て中の函谷鉾

組み立て中の函谷鉾

作業をしている方たちの背中に「函谷鉾」と記されているので、函谷鉾の鉾建てだとわかります。

骨組みだけの函谷鉾

骨組みだけの函谷鉾

函谷鉾は、なかなか先進的な鉾でして、天保10年(1839年)に初めて稚児人形を考案しています。

また、鉾上がりは女人禁制だったのですが、昭和24年(1949年)に函谷鉾が、いち早くこれを解禁しています。

なので、鉾に上がりたい女性の方は、鉾建てが終わった後、函谷鉾を見に行くと良いでしょう。

四条通と函谷鉾

四条通と函谷鉾

月鉾

函谷鉾のほぼ向かい側で、鉾建てを行っているのは月鉾です。

組み立て中の月鉾

組み立て中の月鉾

月鉾は、道路に部材がたくさん置かれていて、いかにも鉾建て中といった感じでしたよ。

前祭の鉾建てが始まる7月10日から15日まで、八坂神社の神職が各山鉾町で清祓を行います。

清祓は、各町で日時が異なっています。

各山鉾町の清祓を見る機会はあまりないかもしれませんが、祇園祭の無事を祈るための大切な行事のひとつです。

骨組みだけの月鉾

骨組みだけの月鉾

月鉾と言えば、鉾頭の三日月が見事ですが、鉾建て中なので見ることができません。

鉾頭の三日月には、山鉾の中で最も古い銘があります。

近くで見る月鉾

近くで見る月鉾

月鉾で販売される扇子や手ぬぐいは、毎年デザインが違うので、祇園祭の期間中にそれらを買うのを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。

7月10日から鉾建てを開始したのは、上記の他に鶏鉾と菊水鉾もあります。

11日からは、その他の鉾の鉾建てや山建ても順次始まり、12日の午後からは長刀鉾、函谷鉾、月鉾、鶏鉾、菊水鉾の曳き初めも行われます。

17日の山鉾巡行までの期間、前祭の各山鉾町を訪れると、何かしらの行事を見ることができ、祇園祭の雰囲気を楽しめますよ。

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