八坂神社を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
八坂神社

由緒
八坂神社は、素戔嗚尊(すさのをのみこと)、櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、八柱御子神(やはしらのみこがみ)を祭神とする。
創建年代は定かではないが、社伝によると平安遷都以前の斉明天皇2年(656年)に素戔嗚尊を祀ったのがはじまりといわれている。また、貞観18年(876年)に南都興福寺の円如が堂宇を建てた後、祇園天神堂を建立したのが起源ともされる。
八坂神社は、祇園社、祇園感神院、祇園天神社、牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)という名で親しまれていたが、明治時代の神仏分離により八坂神社と改称した。
東大路通に面する西楼門は明応6年(1497年)に建立されたもの。また、現在の本殿は承応3年(1654年)に再建されたもの。
ご利益
厄除、商売繁盛、縁結び
祇園祭

日本三大祭りに数えられる祇園祭は八坂神社の祭礼である。毎年7月に行われ、中でも7月17日の山鉾巡行が有名。
そもそも祇園祭は、貞観11年(869年)に疫病を鎮めるために66本の鉾を立て神泉苑に神輿を送り祈った御霊会(ごりょうえ)を起源とする。
左写真は宵山(よいやま/7月16日)の放下鉾(ほうかほこ)。
本殿

応仁の乱(1467年)で焼失後、承応3年に再建された入母屋造(いりもやづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の本殿。素戔鳴尊、櫛稲田姫命、八柱御子神を祀る。
龍吼

本殿の東の車寄せの入口の柱にある龍吼(りゅうぼえ)。東側から柱に向かって手をたたくと大きく反響する。
御神水
忠盛灯篭

本殿の東側にある忠盛灯篭。白河法皇が祇園女御(にょうご)のもとに赴こうとしてこの地を通ると鬼のようなものが見えたので、平忠盛に討ち取るように命じた。しかし、その正体が灯篭に火を灯す祇園の社僧であることを忠盛は見定めたとされる。
大神宮社

本殿の東側にある大神宮社。祭神は、天照大神と豊受大神(とようけのおおかみ)。
二見岩

大神宮社の外宮と内宮の間にある石。その根は地軸に達するほどの深さと言われる。
日吉社

本殿の北東にある日吉社。大山咋神(おおやまくいのかみ)と大物主神(おおものぬしのかみ)を祭神とする。方位除けの神として信仰されている。
夜泣石

日吉社の近くの木の根元にある夜泣石。夜になるとすすり泣く声が聞こえると言われる。
美御前社(うつくしごぜんしゃ)

美御前社は、八坂神社の境内に美を象徴する神として祀られている。肌に2〜3滴つけると身も心も美しくなるといわれる美容水がある。
祭神は、市杵島比売神(いちきしまひめのかみ)、多岐理比売神(たぎりひめのかみ)、多岐津比売神(たぎつひめのかみ)。
北向蛭子社

本殿の南西にある北向蛭子社。祭神は事代主神。現在の社殿は正保3年(1646年)に建てられたもの。エベッさんの愛称で親しまれ、商売繁盛のご利益があるとされる。
ふれあい「えびす像」

北向蛭子社にあるえびす像。招福を念じ手を触れてお詣りする。
疫神社

西楼門から入ってすぐの場所に建つ疫神社。蘇民将来を祭神とする。
太田社

疫神社の隣に建つ太田社。猿田彦神(さるたひこのかみ)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祭神とする。芸能の神として信仰されている。
厳島社

境内の北側に建つ厳島社。市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)を祭神とする。舞踏、謡曲の神として信仰されている。
祖霊社

境内の北側に建つ祖霊社。八坂神社の関係者を祀る。
悪王子社

八坂神社の境内にある悪王子社。祭神は素戔嗚尊の荒魂(あらたま)。諸願成就のご利益がある。
南楼門

八坂神社の南楼門。本殿、舞殿と一直線に並ぶ。
八坂神社の所在地
〒605-0073
京都市東山区祇園町北側625(地図)
八坂神社への行き方
京阪祇園四条駅から徒歩約5分
阪急京都河原町駅から徒歩約7分
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