参拝者が少なくなり始めた1月中旬の八坂神社境内

1月中旬。

少しずつ京都の町から正月気分が抜け始めている頃、東山区の八坂神社を訪れました。

特に目的はなかったのですが、近くを通りかかったので、ちょっと覘いてみようと境内に入ることにしました。

正月気分が残る境内

八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅が最寄り駅です。

四条通を東に5分ほど歩くと、朱色の西楼門に到着します。

でも、今回は、南の鳥居から境内に入ることにしました。

南の鳥居

南の鳥居

神社は、南向きに建っていることが多く、入口も基本的に南側です。

八坂神社の場合は、西楼門が駅から近いこともあり、南楼門から境内に入る人は少なめですね。

その南楼門には、高島屋の提灯がたくさん並んでいましたよ。

高島屋の提灯

高島屋の提灯

南楼門をくぐり境内へ。

境内

境内

正月三箇日は、参拝者がとても多いのですが、1月中旬ともなると、普段通りの参拝者の数まで減っていました。

元日の深夜なんかは、四条通が交通規制されて、境内に入るのに1時間以上待たされることもあるんですけどね。

本殿にお参りする人も少なめです。

本殿

本殿

これくらい人が少ないと、落ち着いて参拝できますね。

境内の東にある忠盛灯籠。

忠盛灯籠

忠盛灯籠

説明書も一新されてきれいですね。

忠盛灯籠の忠盛とは、平清盛の父の平忠盛のことです。

雨が降る夜に灯籠に灯りをともそうとしていた祇園社の社僧を鬼と見間違えた白河法皇が、忠盛に討ち取るように命じます。

忠盛は、落ち着いて灯籠に近づき、その正体が社僧であることを確かめたことから、彼の思慮深さに人々が感嘆したということです。

八坂神社の境内にある忠盛灯籠は、その時のものです。

忠盛灯籠の説明書の下には、平清盛の祇園社乱闘事件の説明も書かれています。

事件の詳細は、以下の過去記事をご覧になってください。

参拝者は、少なくなりつつありますが、まだまだ正月らしさが随所に残っていますね。

おみくじを引く人やお守りを授かっている人など。

厄除御神矢授与

厄除御神矢授与

1月中は、まだまだ正月気分を楽しめそうですね。

参道の脇にある北向蛭子社。

北向蛭子社

北向蛭子社

祇園えべっさんの名で親しまれているこの社は、商売繁盛のご利益を授けてくれます。

北向きに建っているというのが珍しいですね。

ある程度、境内を散策したところで、西楼門から八坂神社を出ることに。

西楼門

西楼門

やっぱり、朱色が鮮やかな西楼門を見ないと、八坂神社を訪れた気がしません。

今では、西楼門は、八坂神社だけでなく、祇園の象徴にもなっていますね。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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