7月7日。
京都市東山区の八坂神社で、祇園祭の綾傘鉾稚児社参(あやがさほこちごしゃさん)が行われました。
本来の姿での祇園祭の開催は、実に3年ぶりで、すでに7月1日から祇園祭は始まっています。
宣状の儀
八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅から四条通を東に約5分歩くと到着します。
四条通に面する西楼門には、7月7日の午後2時30分から綾傘鉾稚児社参が行われることを記した案内が出ていました。
時刻は午後2時前。
とりあえず、八坂神社の本殿にお参りをし、時間が来るまで円山公園を散策しました。
綾傘鉾は、祇園祭の前祭の山鉾巡行に登場する鉾の一つです。
毎年、6人のお稚児さんが、綾傘鉾の鉾町である善長寺町と結納の儀を済ませ、その後、八坂神社の本殿に参拝します。
時刻は午後2時15分。
八坂神社に戻ってみると、すでに綾傘鉾の方々が本殿の前に集まっていました。
そして、お稚児さんが順番に手と口を清めていきます。
役員の方も手と口を清め、本殿の中に入っていきます。
神職の方の行列も本殿へ。
この後、約30分にわたり本殿内で宣状の儀と呼ばれる神事が行われました。
宣状の儀では、八坂神社の宮司から宣状を授与されます。
これにより、子供たちは、当社の祭神から神の使いとして初めて祇園祭の稚児に任命されます。
本殿の中では、お稚児さんの「はい」という元気な声が時折聞こえてきましたよ。
お千度の儀
宣状の儀を終え、お稚児さんと役員の方が本殿から出てきました。
そして、傘とともに本殿の前に整列します。
これより、お千度の儀が行われます。
お千度と言っても、千回もお参りはせず、本殿を時計回りに3度回ります。
本殿の前で、1回目の参拝を終えた綾傘鉾の行列が、本殿を1周します。
そして、再び本殿の前に戻り、2回目の参拝。
そして、行列は2週目に入ります。
2週目を終えた行列は、お稚児さんが1歩前に出て、3度目の参拝。
そして、3週目に入ります。
3週目は、私も本殿の裏に向かいました。
すると、行列は、本殿の裏側でも参拝をしていました。
3週目を終えて本殿に戻ってきた行列は、4度目の参拝をし、お千度の儀が終了しました。
この後は、綾傘鉾の皆さんが南楼門の前で記念撮影を行いましたよ。
お千度の儀については、動画も撮影したので、ご覧になってください。
1回目の参拝だけですけどね。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。