神泉苑を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
神泉苑
由緒
神泉苑は、平安遷都(794年)の際に大内裏の南の沼沢を開いて禁苑としたのがはじまり。
以来、天皇の行幸や遊宴がしばしば行われた。
天長元年(824年)に空海が祈雨の修法のために勧請(かんじょう)した善女龍王を祀る。貞観5年(863年)と同11年には、祇園祭の起源とされる御霊会(ごりょうえ)が行われ、全国の国の数にあたる66本の矛が立てられ池水で清められた。
中世以降衰退。その後、慶長7年(1602年)に徳川家康が二条城築城に際して敷地を割き小さくした。
なお、現在、神泉苑は東寺真言宗の寺院である。
空海と守敏の雨乞い合戦
神泉苑は、東寺の空海が貞観17年(875年)に雨乞いを行った場所とされている。
また、天長元年(824年)には、空海と西寺の守敏(しゅびん)が雨乞い合戦を行ったという伝説が残る。
この年、ひどい干ばつで都の人々は苦しんでいたが、それは守敏がすべての龍神をつかまえて水瓶に閉じ込めたことが原因とされた。
そこで、淳和天皇が空海に雨乞いを命じる。
空海は、守敏がつかまえることができなかった善女龍王(ぜんにょりゅうおう)を祈祷で天竺から都に呼び寄せ見事雨を降らせることに成功した。そして、呪力により守敏も倒したとされている。
弁財天
神泉苑の弁財天は、安芸の宮島の弁財天と京都繁盛神社の弁財天と同体で日本三体といわれる。商売繁盛、縁切り、縁結びの御利益がある。
神泉苑の所在地
〒604-8306
京都市中京区御池通神泉苑町東入門前町167(地図)
神泉苑への行き方
地下鉄二条城前駅から徒歩約2分
JR二条駅から徒歩約5分
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