申年の初詣は新日吉神宮と日吉神社はどうでしょう

申年の初詣に京都の神社を訪れようと計画されている方がいらっしゃると思います。

京都には、有名な神社がたくさんあり、様々なご利益を授けてくれますね。

すでに初詣に行く神社を決めている方は、その神社に参拝すると良いでしょうが、まだ決まっていないという方は、申年らしく猿と関係のある神社に参拝すると良いのではないでしょうか。

京都市内だと、新日吉神宮(いまひえじんぐう)と日吉神社(ひよしじんじゃ)が、境内に猿がいます。

新日吉神宮

新日吉神宮は、京都市東山区の豊臣秀吉の廟所である豊国廟(ほうこくびょう)の近くに建っています。

最寄駅は京阪電車の七条駅で、そこから東に10分ほど坂道を上って行くと新日吉神宮の鳥居が見えてきます。

京都駅からだと、市バスに乗車して「東山七条」で下車し徒歩7分ほどですね。

新日吉神宮

新日吉神宮

新日吉神宮は、平安時代末期に後白河上皇が法住寺殿に山王七社の神々を祀ったのが始まりとされています。

日吉大神のお使いとされているのが猿で、新日吉神宮の本殿の前には、神猿が2匹金網の中に入っています。

神猿

神猿

御幣、美鈴を捧げて悪鬼を祓い、すべての災厄を退け幸福を授けてくれる不思議な働きをしてくれるのが、神猿です。

なので、厄年の方は、新日吉神宮に参拝しておくと良さそうですね。

また、本殿の向拝柱(ごはいはしら)の上の方にも神猿が彫られています。

本殿の近くに双眼鏡があるので、それを使って神猿の彫り物をご覧になってください。

新日吉神宮の厄除けのお守りには、3匹の猿が刺しゅうされています。

新日吉神宮の厄除けのお守り

新日吉神宮の厄除けのお守り

聞かず、見ざる、言わざるの三猿が、なかなか愛嬌がありますよ。

申年の初詣には授かっておきたいですね。

日吉神社

京都市左京区に建つ日吉神社にも、たくさんの猿がいます。

最寄駅は、市バス停「錦林車庫前」で、そこから徒歩5分ほどで日吉神社に到着します。

境内の入り口である鳥居近くでは、神猿(まさる)の像が参拝者をお出迎え。

この猿は、「まさるくん」と呼ばれています。

まさるくん

まさるくん

日吉の神猿は、家、土地、身体にふりかかるあらゆる厄魔を払いさる御神徳があるとか。

社殿の前には、狛犬ならぬ狛猿もいます。

狛猿

狛猿

右側の口を開いた阿形(あぎょう)の狛猿は、桃を抱いています。

桃は魔除けの象徴ですから、きっとそれが理由で抱いているのでしょうね。

左側の口を閉じた吽形(うんぎょう)の狛猿は、子猿を抱いています。

初宮詣で参拝される方もいらっしゃるので、子育てにご利益があるのかもしれません。

日吉神社は、平安時代末期に比叡山から日吉山王と国常立尊(くにのとこたちのみこと)を勧請(かんじょう)したのが始まりです。

「日々吉の暮らし」のあらたかな霊験が社名に表れています。

厄除開運にご利益があるということですから、新日吉神宮と同じく厄年の方は参拝しておきたいですね。

不動堂の近くには、背中に子猿をおんぶした親猿の像もありますよ。

子猿をおんぶする親猿

子猿をおんぶする親猿

この姿を見ていると、心が和みます。

申年のお正月は、新日吉神宮と日吉神社に初詣に行ってみてはいかがでしょうか。

なお、京都の神社のご利益については以下の記事を参考にしてみてください。

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