毎年、12月に京都市右京区と西京区で嵐山花灯路が実施されます。
夜の嵐山を様々な光で映し出す嵐山花灯路は、すっかり冬の風物詩として定着した感がありますね。
2018年は、12月8日から17日までが開催期間で、午後5時から8時30分まで嵐山一帯がライトアップされます。
ということで、私も12月8日に嵐山花灯路を見に行ってきました。
本堂に映るデジタルカケジク
時刻は午後6時過ぎ。
阪急電車の嵐山駅にやって来ました。
嵐山駅では、嵯峨小学校、嵐山小学校、広沢小学校の児童が描いた絵を行灯にして展示する「灯り・嵐山美術展」が開催されています。
阪急嵐山駅から最初に向かうのは法輪寺です。
駅からは、北西に徒歩約5分ですね。
法輪寺は、毎年、嵐山花灯路の会場となっており、デジタルカケジクを見ることができます。
法輪寺の山門をくぐり、石段の前にやって来ました。
石段の両脇には、行灯が灯っています。
石段を上り切ると、境内が緑色と赤色の光で照らされていました。
そう、これがデジタルカケジクです。
今年で14回目となる法輪寺のデジタルカケジクは、デジタルアーティストの長谷川章さんの創作です。
建物や山に映し出される抽象画像は、約100万枚。
これだけ多くの画像が映し出されるのですから、境内に投影される画像は全て違ったもののはず。
確かに時間の経過とともに変化するデジタルカケジクには、同じものはありませんでしたよ。
本堂には、紺色、黄色、オレンジ色、赤色など幻想的な模様が映っています。
そして、本堂の中ではライブも行われており、冬の夜空に美しい歌声が響き渡っていましたよ。
手水屋のデジタルカケジクは、ペンキをぶちまけたかのような色。
本堂の西側では、ホットアップルティーの無料接待が行われています。
冬の夜の嵐山は、とても冷えるので、温かい飲み物は大変ありがたいですね。
東側から境内全体を眺めます。
写真だとわかりにくいですが、山にもデジタルカケジクが投影され、法輪寺全体がとても雄大に見えましたよ。
展望台
境内の東側には展望台があります。
展望台にも行灯が置かれ、足元が明るく照らされていました。
法輪寺の展望台からは、京都市街を一望できます。
夜景もきれいですね。
上の写真ではわかりにくいですが、右の方に京都タワーを見ることもできます。
北に目を向ければ渡月橋も見下ろせますよ。
展望台から再び本堂近くに戻ってきました。
地面には、青色や緑色の光があたり、まるでじゅうたんを敷いたような景色となっていました。
境内の西側に建つ多宝塔には、赤色がいっぱいのデジタルカケジク。
いったい、どれが多宝塔かわからないほど赤色が強いですね。
法輪寺は、日中の参拝だけでなく、嵐山花灯路期間中の夜も無料で境内に入ることができます。
嵐山花灯路を見に行った際は、ぜひ、法輪寺のデジタルカケジクもご覧になってください。
この後は、渡月橋と嵐山のライトアップを見に行きます。
なお、法輪寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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