10月初旬に京都市上京区の梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝しました。
梨木神社は、9月中旬から下旬にかけて、参道や境内でたくさんの萩が花を咲かせます。
例年だと10月に入れば萩の見ごろは終わりに近づくのですが、2018年は京都市内の萩の開花が遅めだったことから、まだ萩を楽しめるだろうと思い梨木神社を訪れました。
参道と境内の萩
梨木神社は、地下鉄今出川駅から南東に徒歩約7分、京阪電車だと出町柳駅から南西に徒歩約10分の場所に建っています。
梨木神社の鳥居の前に到着しました。
鳥居の後ろにはマンションが建っています。
かつては、マンションが建っている場所も参道だったのですが、現在は以前よりも参道が短くなっています。
参道に入ると、両脇にたくさんの萩が植えられています。
参道を入ってすぐの西側には社務所があり、その前には水みくじがありましたよ。
梨木神社には、京都三名水に数えられる染井(そめい)があり、水みくじは、その染井の水で占います。
染井に浸した水みくじは、文字が浮かび上がるようになっています。
なお、初穂料は200円です。
最近は、多くの神社で水みくじを引けるようになっていますね。
参道脇の赤色の萩は、まだ見ごろを保っていました。
少し花が散り始めているようでしたが、もうしばらくは花を咲かせていそうです。
神門をくぐります。
神門の奥は、さらに萩が多く植えられており、拝殿や本殿の周囲は萩で埋め尽くされています。
それでは本殿にお参りをしましょう。
梨木神社は、明治時代に創建された比較的新しい神社です。
祭神は江戸時代後期に3人の天皇に仕えた三条実萬(さんじょうさねつむ)とその子の三条実美(さんじょうさねとみ)です。
フジバカマ
梨木神社は、毎年9月下旬に萩まつりが行われます。
すでに萩まつりは終わっていますが、まだ萩に短冊が結ばれており、その余韻を楽しむことができました。
境内の西側にある神敷碑の近くの萩は、まだまだ多くの花を咲かせていました。
その近くではフジバカマも咲いていましたよ。
白色の萩と一緒に見るフジバカマ。
綿のようなフジバカマの花と小さな萩の花。
秋の七草のうち2種が共演する梨木神社は、どことなくしっとりとした情緒がありましたよ。
梨木神社は、10月11日から14日まで寺町通で行われる藤袴祭に協力しています。
この期間は、梨木神社だけでなく周辺の寺社でもフジバカマが並びますから、京都に訪れる予定がある方は梨木神社に参拝してはいかがでしょうか。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。