大聖寺の終わりが近づく萩・2018年

10月初旬に京都市上京区の大聖寺(だいしょうじ)を訪れました。

大聖寺は、京都御苑の北西にあるお寺なのですが、観光で訪れる人は非常に少ないです。

普段は非公開なので、そもそも大聖寺というお寺の存在を知る人がほとんどいません。

当寺は、山門をくぐってすぐの場所に多くの萩が植えられています。

建物の中に入ることはできませんが、萩を見ることはできるんですよね。

無人の境内で咲く萩

大聖寺の最寄り駅は、地下鉄今出川駅です。

駅を出ると、すぐ同志社大学の入り口があり、烏丸通を挟んで西向かいに大聖寺の山門が建っています。

山門

山門

山門をくぐって境内へ。

境内

境内

砂利道の参道の両脇に多くの萩が植えられています。

砂利道の西側には、花山院慈薫(かさのいんじくん)さんの歌碑が置かれています。

花山院慈薫尼の歌碑

花山院慈薫尼の歌碑

歌碑には、「九品佛 慈悲の眼乃変わらねハ いつれ乃御手に 吾はすからむ」と刻まれていました。

花山院慈薫さんは、大聖寺の第27世門主で平成18年(2006年)に96歳で亡くなっています。

花山院慈薫さんの歌碑の向かい側には、室町幕府の花の御所の跡を示す石碑もあり、その近くでは赤色の萩が咲いていました。

花の御所の石碑と萩

花の御所の石碑と萩

大聖寺は、臨済宗の単立寺院で尼寺です。

貞治7年(1368年)に天龍寺で営まれた光厳天皇の法事の際、妃が落飾して無想定円(むしょうじょうえん)となり、足利義満が室町御所内の岡松殿に迎えたのが大聖寺の始まりです。

後に正親町天皇(おおぎまちてんのう)の皇女が入寺して尼寺の第1位となり、歴代の内親王が入寺するようになりました。

大聖寺は、御寺御所とも呼ばれていますが、皇女が入寺するお寺だったから、そのように呼ばれるようになったのでしょうね。

大聖寺の萩は、全体的に見ごろ過ぎといった感じでした。

赤色の萩と山門

赤色の萩と山門

京都市内の萩の見ごろは例年だと、9月中旬から下旬ですから、10月に入れば花が少なくなるのは仕方のないことです。

でも、今年は萩の開花が遅かったようで、10月に入っても、これだけ花が残っていれば十分ですね。

白色の萩は、比較的多くの花を咲かせていました。

塀際の白色の萩

塀際の白色の萩

大聖寺を訪れる人は全くいません。

無人の境内

無人の境内

同志社大学のたくさんの学生さんが、お寺の前を通りますが、大聖寺に入って萩を見ようとする人はいませんね。

若い時は、今流行っていることに敏感で、お寺に花を見に行こうという気持ちにはならないのでしょう。

私も学生時代はそうでしたし。

白色の萩

白色の萩

白色の萩の奥に見える玄関。

白色の萩と玄関

白色の萩と玄関

あの玄関が建物の入り口となっています。

大聖寺は、以前に特別公開されたことがあったように思います。

また特別公開されることがあれば、建物内を拝観したいですね。

短い時間でしたが、終わりが近づく萩の花を静かに観賞できましたよ。

赤色の萩のアップ

赤色の萩のアップ

なお、大聖寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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