5月下旬に京都市東山区の大谷本廟(おおたにほんびょう)に参拝しました。
西本願寺の親鸞聖人の廟所である大谷本廟は、参道を中心にサツキが植わり、毎年この時期に深みを増す緑に混ざって、赤系統の花を咲かせます。
参道のサツキが満開に近い
大谷本廟には、京阪電車の清水五条駅から東に約7分歩くと到着します。
市バスだと「五条坂」で降りてすぐですね。
入り口の池に架かる円通橋は、横から見ると円い穴が2つ空いています。
見た目が眼鏡に似ていることから、通称はめがね橋。

円通橋
池周囲の木々は、すっかり緑一色。
ちょっと前までは、枝が邪魔で穴が見えにくかったのですが、いつの間にか見晴らしが良くなっていました。
円通橋の脇では、1株のサツキが表面を覆うように濃いピンク色の花を付ける。

円通橋脇のサツキ
このサツキに引き寄せられたのか、橋の上では数人の外国人旅行者が写真撮影に興じていました。
橋を渡って、石畳の参道を東へ。
南側に植えられたサツキも、花で身を包む。

参道のサツキ
柵を乗り越えてきそうなほど、花がぱんぱん。
北側に立つ親鸞聖人像の隣でも、サツキが満開に。

親鸞聖人とサツキ
普段は、親鸞聖人像に近づけなくしてあるのですが、この日は、柵が開き間近で拝めましたよ。
たっぷり咲いたサツキも、じっくり観賞。
参道の東端、総門へ続く石段近くの芝生に並ぶサツキも、赤色とピンク色の花を織り交ぜて咲く。

芝生とサツキ
芝生には立ち入れないので、遠目で眺めるだけ。
それでも、今年は全体的に花つきが良く、むしろ、近寄る必要を感じません。
昨日の雨とこの日の曇り空のためか、芝生と後ろの木々の緑がしっとりとして見える。
仏殿の周囲で咲くサツキ
石段を上り総門をくぐります。
右に歩くと、手水舎と本廟会館の間に台形のように区切られた地帯があり、そこにもサツキが植えられています。

本廟会館前のサツキ
畳2畳分くらいに広がるサツキは、膝下の高さで無数に花を咲かす。
薄曇りの境内が、ここだけ、まばゆい。
サツキに魅了され、カメラを構える参拝者の姿も。
仏殿の右前にある噴水は、以前は参拝者が供えた花であしらった花噴水になっていましたが、最近はただ水が流れるだけになっています。

仏殿
また、季節に合わせた花噴水を見たいものです。
それでは、仏殿にお参り。
仏殿の北側は、細長い範囲に大賀蓮(おおがはす)を植えており、今年も順調に育っている模様。

ハスの葉
7月になれば、グラスのように透明感のある淡い桃色の花を見られますよ。
ハスの奥に見える二天門をくぐり、明著堂が建つ敷地へ。
こ自動車くらいの大きさの石窟が横たわるように一角を占有。
その端で半球体に刈り込まれたサツキが、赤と緑のまだら模様に。

石窟とサツキ
雨に打たれたためか、閉じたように下を向く花が多め。
覚信尼公碑の左前にも卵を2つに割ったように桃色と赤色のサツキがありますが、こちらはまだ花数が少なく、3割ほどしか咲いていませんでした。

覚信尼公碑とサツキ
でも、花は活き活きして見え、この様子なら、これから全身を埋め尽くすほど花が増えそうですね。
5月下旬に参拝した大谷本廟は、参道を中心に赤系統のサツキが彩を添えていました。
大谷本廟のサツキは、例年6月上旬まで楽しめますが、今年の京都はサツキの開花が早かったので、5月中に見ごろを終えるかもしれません。
なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。