初夏の閑院宮邸跡の新緑、サツキ、アヤメ・2018年

5月15日に京都御苑内を散策している時、敷地の南西にある閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)に立ち寄りました。

閑院宮邸跡は、拝観料は必要なく、誰でも中に入って様々な展示物を見ることができます。

また、庭園の散策もでき、今の時期は新緑やアヤメを観賞できます。

収納展示室の拝観

閑院宮邸跡へは、地下鉄丸太町駅で下車するのが便利です。

烏丸通側から京都御苑内に入り、少し歩けば閑院宮邸跡の入り口に到着します。

入り口

入り口

門をくぐると、中央に松が植えられています。

松

周囲には、サツキもたくさん植えられていて、赤色の花が咲いていました。

サツキ

サツキ

サツキは、まだ見ごろには少し早かったですが、3日もすれば花数が増えて華やかになっていそうです。

それでは、玄関から収納展示室の中に入りましょう。

玄関

玄関

収納展示室内には、京都御苑に関連する様々な展示物が並んでいます。

モニターもあり、京都御苑の歴史や四季の説明を見ることもできますよ。

閑院宮家は、江戸時代の四親王家のひとつで、宝永7年(1710年)に創設されました。

安永8年(1779年)には、閑院宮家出身の光格天皇が皇統を継いでいますね。

明治時代に入ると、宮家が東京に移り、邸宅は華族会館や裁判所等に使用されました。

明治16年(1883年)には宮内省京都支庁が設けられ、屋敷の建て替えも行われています。

また、閑院宮邸跡は、歴史的価値が高いことから、保存のために平成15年(2003年)から平成18年まで3ヶ年をかけて全面的な改修と周辺整備が行われました。

収納展示室の縁側から見る庭園。

収納展示室と庭園

収納展示室と庭園

初夏らしく、芝生と木々の緑が美しいですね。

こちらは、中庭です。

中庭

中庭

広い芝生の庭にぽつんと植えられた1本の木。

開放感があって、すがすがしい気分になります。

収納展示室の床は、艶があるので、外の景色が表面に映り込みます。

今は、新緑がきれいな時期ですから床緑を楽しめますよ。

床緑

床緑

庭園散策

収納展示室を拝観した後は、庭園を散策します。

青色のアヤメが咲いていました。

アヤメ

アヤメ

今年は、アヤメやカキツバタの開花が例年よりも早く、すでに見ごろを終えているところが多いのですが、閑院宮邸跡のアヤメはまだきれいに咲いていましたよ。

庭園の西側は、かつて宮内省所長官舎があったのですが、現在は芝生となっています。

芝生と新緑

芝生と新緑

ここの新緑と芝生も美しいですね。

そろそろカエデの葉の緑色が深くなりはじめる時期ですが、閑院宮邸跡のカエデはまだ透明感のある黄緑色を保っています。

新緑と収納展示室

新緑と収納展示室

梅雨が明ければ、この鮮やかな黄緑色の葉は深緑に変わっていることでしょう。

閑院宮邸跡は、月曜日が休館日ですが、その他の曜日は無料で拝観できます。

京都御苑を観光する場合は、閑院宮邸跡にも、ぜひ立ち寄ってください。

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