京都御苑の4つの神社

京都市上京区には、京都御苑があります。

京都御苑と京都御所は同じものだと思っている方も多いようですが、正確には、京都御苑という敷地の中に京都御所があります。

なので、京都御苑内には京都御所だけが存在しているわけではありません。

他にも庭園や神社など様々なものが京都御苑にはあります。

そこで、今回の記事では京都御苑にある4つの神社を紹介したいと思います。

厳島神社

まず最初に紹介するのは、厳島神社(いつくしまじんじゃ)です。

厳島神社は、京都御苑内の南西に建っています。地下鉄丸太町駅から5分ほど歩けば到着します。

厳島神社

厳島神社

厳島神社というと広島県にあるものが有名ですね。

京都御苑内に建つ厳島神社は、平清盛が厳島大神を兵庫築島に勧請したのが始まりで、後に足利義晴が京都に移しました。

厳島神社の前には九条池があり、その向こうに茶室の拾翠亭を望むことができます。

宗像神社

次に紹介するのは、厳島神社から北西に2分ほど歩いた場所に建っている宗像神社(むなかたじんじゃ)です。

宗像神社

宗像神社

鳥居をくぐり、奥まで行くと社殿が建っています。

社殿の前には、琴平神社、繁栄稲荷社、少将井神社と境内社が並んで建っています。

左の琴平神社が一番大きく、繁栄稲荷社、少将井神社と小さくなっています。まるで背の順に並んでいるようです。

他にも宗像神社の境内には、京都観光神社も建っています。

白雲神社

3番目に紹介するのは白雲神社です。

白雲神社は、宗像神社から北に3分ほど歩いた場所に建っています。

白雲神社

白雲神社

白雲神社は、元仁年間(1224-1225年)に琵琶を家職とする西園寺家の祖である西園寺公経(さいおんじきんつね)が北山殿造営の際に建立した妙音堂が始まりです。

時代が明治に変わり、都が東京に遷ると西園寺家も東京に移転しましたが、妙音堂は現在地に残り、白雲神社と改称しました。

梨木神社

これまで紹介してきた3つの神社が京都御苑内にある神社なのですが、京都御苑の東隣りに梨木神社が建っているので、ついでにこちらも紹介しておきます。

梨木神社

梨木神社

梨木神社は、明治18年(1885年)に久邇宮朝彦親王(くにのみやあさひこしんのう)が明治維新の功労者である三条実万(さねつむ)、実美(さねとみ)父子の功績を称え、三条家の旧地である梨木町に創建しました。

境内には、京都三名水のひとつに数えられる染井があります。

ちなみに梨木神社は、以前にもこのブログで紹介したことがあります。あわせて過去記事もご覧になってください。

京都御苑内には、京都御所の他にもたくさん観るべきものがありますので、観光や旅行で京都に訪れた際は、京都御苑にも立ち寄ってみてください。

今後もこのブログでは、京都御苑についていろいろと紹介していきたいと思います。