京都府八幡市は、京都市の南西に位置し、大阪府との境目にあります。
京都観光というと京都市内を思い浮かべますが、八幡市も有名な観光名所が多いので、一度は訪れたいですね。
特に春になると、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)ではたくさんの桜が花を咲かせますし、木津川の堤防「背割堤」では、ソメイヨシノの桜並木が満開となり、桜色のトンネルを作り出します。
石清水八幡宮
石清水八幡宮へは、京都駅からだとJRで東福寺駅に行き、京阪電車に乗り換えて石清水八幡宮駅で下車した後、ケーブルに乗って男山の山上へ向かうのが最もわかりやすい行き方です。
男山の山上には、石清水八幡宮の神苑が広がっており、ソメイヨシノを中心にヤマザクラや八重紅枝垂れ桜など、様々な桜が植えられています。
特にソメイヨシノが満開になった時が、最も華やかですね。
また、展望台にもソメイヨシノや遅咲きの八重桜が植えられています。
展望台から背割堤の桜並木を眺めるのもおすすめです。
男山から下山したら、安居橋(あんごばし)と呼ばれる反り橋の近くにも行ってみましょう。
ソメイヨシノだけでなく、枝垂れ桜も多く、男山の山上に負けないくらい華やかですよ。
また、石清水八幡宮駅にもソメイヨシノや八重紅枝垂れ桜があるので、こちらも見ておきたいですね。
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背割堤
石清水八幡宮の次は、石清水八幡宮駅から北へ向かって10分ほど歩きましょう。
すると、木津川に架かる御幸橋の向こうに背割堤が見えてきます。
堤防沿いの遊歩道の両脇に1km以上に渡って植えられているソメイヨシノは、初めて見ると、思わず足が止まりため息が出ることでしょう。
晴れた日には、青空から降り注ぐ日差しが、さらに桜並木を美しく見せてくれます。
桜並木の下には、青々とした芝生が広がっており、思わず寝転がりたくなりますね。
これだけ立派な桜並木を見られる桜の名所は、京都府全域でも、それほど多くはありません。
最近では、海外からも背割堤に訪れる旅行者が増えており、年々、観光客が増加しています。
それでも、背割堤は、とても長く広いので混雑しているという感じはありません。
ぜひ、背割堤の桜のトンネルの中をのんびりと散歩してください。
また、2017年3月25日に開館した「さくらであい館」には展望塔があり、背割堤の桜並木を見下ろすことができますよ。
展望塔は、普段は無料で上れますが、桜が咲いている期間は300円が必要です。
なお、2024年3月23日から4月7日までの背割堤さくらまつりの期間は、背割堤の入場時に協力金100円が必要です。
桜の開花状況により、背割堤さくらまつりの期間は延長される場合があります。
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石清水八幡宮と背割堤の桜を見るのに要する時間は2時間程度です。
背割堤では、2時間でも3時間でも桜を見続けたくなりますが、散歩程度にお花見をするのなら1時間もかかりません。
駅前には飲食店が少ないので、お弁当を持参した方が良いでしょう。
背割堤さくらまつりの期間は、会場内にお店が並ぶので、そこで食べ物を購入することもできますよ。