4月下旬に京都府八幡市の善法律寺に新緑を見に行った後、南に約7分歩き、正法寺(しょうぼうじ)を訪れました。
正法寺は、八幡市の古刹で、徳川家とも縁があるお寺です。
この時期の正法寺は、新緑が美しくなっている頃です。
青葉がきれいな境内
正法寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約20分歩くと到着します。
京阪バスのバス停「走上り」からだと南に徒歩約3分です。
正法寺の入り口の前にやって来ました。

入り口
入り口の端には、「尾張大納言義直侯 母堂相應院殿墓所 正法寺」と刻まれた石柱が立っています。
当寺は、徳川家康の側室お亀の方の墓所です。
お亀の方は、尾張徳川家の祖となる徳川義直を産んだことで知られていますね。
彼女は、志水家の出で、正法寺は当家の菩提寺であったことから、尾張藩の篤い庇護を受け発展しました。
参道の先にはある山門をくぐりましょう。

山門
山門をくぐると右手にお堂があります。
そして、参道がまっすぐ西の山に向かって延びています。

参道とお堂
参道をしばらく歩くと右側に法雲殿という建物が建っています。

法雲殿
法雲殿の中には、大きな木造阿弥陀如来座像が安置されており、一般公開されることがありますよ。
参道の先にある唐門から南に少し歩くと、再び門が現れます。

門
門の先にも建物があり、さらにその奥にもう一つ門があります。

玄関
これ以上先は、一般公開されている時しか入ることができません。
ということで引き返します。
青空の下の鐘楼。

鐘楼
正法寺の鐘楼は、いつ見ても立派な造りですね。
塀際に植わっている桜は、もう緑色の姿に変わっていました。

塀際の桜の新緑
満開の桜もきれいですが、花が散って2週間ほど経った新緑の姿も生き生きとして美しいものです。
この日は快晴だったこともあり、清々しい1日でした。

青空
誰もいない境内を歩いているだけで心が現れるようです。
時々、境内にある幼稚園から子どもたちの元気な声が聞こえてくるのも良いものです。
法雲殿の近くに植えられているカエデも、黄緑色の新緑が美しく、初夏の爽やかな景色を見ることができましたよ。

新緑と唐門
正法寺では、5月17日と18日に一般公開が行われます。
大きな阿弥陀さまを拝める貴重な機会ですから、17日か18日に八幡市に観光で訪れた際は、正法寺にも立ち寄ってください。
なお、正法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。