4月中旬に京都市上京区の相国寺に参拝した後、北に約5分歩き、上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)を訪れました。
上御霊神社は、正式には御霊神社といいますが、中京区の下御霊神社と区別するため、上御霊神社と呼ばれています。
本殿裏の新緑
上御霊神社には、地下鉄の鞍馬口駅から南東に約5分歩くと到着します。
駅からは、西側の楼門から境内に入るのが便利ですが、今回は、南側の四脚門から境内に入ることに。
四脚門の屋根は、落ち着きのある檜皮葺です。
境内に入ると、所々に木々が植わっており、その中央に拝殿が建っています。
かつて、上御霊神社がある付近は御霊の森と呼ばれ、今も境内はその名残をとどめています。
拝殿の東側に西向きに本殿が建っているのでお参りをしましょう。
祭神として祀られているのは、無実の罪で非業の死を遂げた人々の御霊です。
御霊は、災厄から身を守ってくれると伝えられていますから、災いが降りかかって来ないようにお願いしておきます。
本殿の北側では、カエデが若葉をたくさんつけ、新緑がきれいでした。
透明感のある黄緑色の葉を見られるのは、4月から5月くらいまでです。
本殿の裏側の新緑もきれいでした。
本殿裏には、倉庫も建ち、その近くのカエデの新緑も美しかったです。
本殿の南側に祀られている福壽稲荷神社の朱色の鳥居。
たくさん鳥居が並んでいるのは、伏見稲荷大社に似ていますね。
お稲荷さんですから、お参りしておけば、商売繁盛のご利益を授かれることでしょう。
四脚門の近くでは、早いもので、イチハツが咲き始めていました。
イチハツは、アヤメ科の植物の中で、最も早くに花を咲かせることから、その名がつきました。
漢字だと、「一初」や「一八」などと書きますね。
社務所の近くでは、赤色のカエデの葉も見られましたよ。
春なのにまるで秋のような姿であります。
帰りは、西側の楼門から外に出ました。
上御霊神社では、4月中旬にきれいな新緑を見られました。
イチハツも咲き始めており、こちらは、ゴールデンウィーク前までは見ごろを保っているでしょう。
上御霊神社は、応仁の乱の勃発地としても知られており、境内にはそれを示す石碑も置かれていますよ。
歴史が好きな方も、ぜひ上御霊神社に参拝してください。
この後は、白峯神宮に八重桜を見に行きます。
なお、上御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。